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标题:找到了超级好的东东呢!!!银之镇魂歌全日文台本!!!(附中文翻译)
小猪boby
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第 1 楼
发表于 2008-10-7 12:50:40  资料  短信  邮件  编辑  引用 
 找到了超级好的东东呢!!!银之镇魂歌全日文台本!!!(附中文翻译)

银之镇魂歌(日文版)

cast:
奇拉——石田彰
路西安——森川智之
伊莉丝——岩男润子
撒玛拉——飞田展男
杰纳斯——增谷康纪
迪兰——松本保典
玛尔拉——山崎和佳奈


剧情简介:
15歲就登基的吉奥年輕國王路西安在17歲生日宴會上向13歲的美貌樂師奇拉
要一份生日禮物,奇拉的貞操。從那時開始,奇拉成了路西安的愛寵,直
到三年後,奇拉因為被路西安誤會他和公主伊莉斯有染而被無情地拷打,之
後趕出皇宮。
伊莉斯因為怕王兄知道自己真正情人的身份後會對他不利而不敢說出真相。
其他臣子則認為這是讓國王和奇拉分開,好讓他和女性交往,為吉奥生下王
位繼承人的好機會,而決定犧牲奇拉。
兩年後,飽受風霜,疲弱的身體已快到界限的奇拉忽然回到吉奥,路西安
知悉後繼續折磨奇拉……
在奇拉臥病之後,路西安才無意中得知當年誤會的真相……





逝くさ、なのみの正義を振りかざし、人としての道義も朽ち果てる。
逝くさ、第一を揺るがす軍馬の蹄鉄は地獄の亡者の咆哮であった。
策略と関係による、裏切り、そのはての混沌、尽きることのないやぼうはそこなしの憎をいざない、
きょうきが人を蝕み、そして、深深と魂さえもえぐる。そんな血なまぐさい戦いの火中から頭角を現し、またたくまに他を制圧し、後に近隣諸国はゆえに及ばず、遠く北はラツカ、東はルーデン、西のカナンのハテまでもその名をとどろかせ、ジオウの覇王とおそれられたアスランゲイルから数えて七代目、父ギジェット母シアグクが相次いでみまかり、グルシアン•ゾルバ•ラソレルはあまかの期待ようになって、15の若さでジオウ皇帝を即位した。
そして二年後、媚を嫌い、よにおもねず、わが定めはわが手で切り開くごうきと共に、ししおおルシアンはその日、17歳の誕生日を迎えた。

〔人々の騒ぐ)
女の一人:さあさあ、急いで急いで、今夜はルシアン様の17かめのご誕生祝いのご宴席です、
     手を休めているお暇はありませんよ。

少年A :どうしてルシアン様好きの僕たちまで、ぎんぱようみがいたりしなきゃならないだろう。

少年B:そうだよな。こんなの高級のじじょうの仕事じゃないか

少年C :キラのやつが悪いんだよ。頼まれると何でも「ハイハイ」って引き受けてしまうんだから。

少年E :あいつルシアン様にちょっと可愛がられているからって生意気だよ。
     元あらつかのしかんのちつぢかなんだか知らないけど、ここじゃただの父なし子のくせに、

少年F :そうそう、いくらキラの母上がルシアン様の乳母だったからって、
     それだけにこしょうにたてられるなんて、ずるいよな

少年G :あいつ、母上がなくなってから、誰もうしろ盾がいないだろう、
     だからなんとかルシアン様に取り入ろうとして必死なんだよ、きっと。


女の一人:ああ、キラ、食台はこちらに。

キラ  :これで、よろしいでしょうか。

女の一人:結構よ。では、後も同じように頼みましたよ。

キラ  :はい、分かりました。

アスナス:キラ。

キラ  :あっ、アスナス様。なにか?

アスナス:陛下のお姿が見えぬが、どこに行かれたか知っておるか

キラ  :ルシアン様は遠乗りにお出かけになられました。

アスナス:またか、今日だけはお控えになられるようあれほどお願いしておいたというのに。
     まったく、困ったことだ。それで、とものものは誰だ、デイランとサマラか?

キラ  :はい。そのように伺っております。

アスナス:あやつらめ、帰ってきたらもう一度きつくしかっておかねばなるまい


ルシアン:あぁ、うまい、生き返るようだ。
     このあたりまでくると、さすがに大気のにおいも違うな

サマラ :ルシアン様、もうそろそろお戻りになられませんと

ルシアン:なんだ、サマラ
     来たばかりで、もう帰る心配か

サマラ :なにぶん、日が傾きかけておりがすれば

ルシアン:構わん
     どうせやることはいつもと同じだ

デイラン:ですが、いろいろお支度も終わりでしょうし
     後でまた女官庁どのにくどくどと叱られては構いませぬ

ルシアン:お前もだれぞに似て、だんだん口あかましくなってきたな、デイラン

デイラン:恐れながら、それが近衛のつとえと存じます

ルシアン:毎年毎年
     型にはまって変わりばえのせぬ宴などおもしろくもおかしくないわ
     第一、重臣のじじどもがなにかといえば宴にかこつけてどこぞの姫はどうだろう、
     気にいった娘はいないかなどといらぬ世話ばかりだ、

デイラン:ルシアン様、お腹立ちはごもっともではございますが

ルシアン:私はまだ17だ、やりたいことは山ほどある
     今から幼継ぎを生ませれるための種馬になるつもりなどないわ

サマラ :このご気性だ
     重臣方の気持ちもわかぬわけではないが、
     毎回成功法のごりょうしでは反発するなというのが無理なのだ
     まあ、とにかく
     アスナス様の特大の雷を落ちる前にそろそろお帰り願わねばな

ルシアン:だが、まあいい
     じじどもがそのつもりなら、二度と余計な口をたたけぬよ
     今宵こそきっちりそのはなをあけしてくれるわ


(人人騒ぐ)
シャガルラの国の陛下より、バハード産牝馬十頭•••••••

デイラン:おお、これはまた見事な仏頂面だな

ジェナス:なにがだ、デイラン

デイラン:なんだ、ジェナス、お前が宴席に顔を出すなど珍しいではないか
     今夜もまた部屋に閉じこもって、
     怪しい丸薬作りに製を出しているとばかり、思っていたのに

ジェナス:たまにはうまいものを食べて
     じおうをつけないとな
     この宴のかたがたほどでもないが
     すしも対外の勝負なのでな
     で、誰が見事な仏頂面なのだ?

デイラン:ルシアン様がだ

ジェナス:なるほど、確かに

デイラン:遠乗りから戻られて、湯浴みの間中ずっとキラをあいてにぐちっておられたそうだな

ジェナス:如何ルシアン様でも、退屈な無視だけは苦手なのだろう

デイラン:退屈が講じて、爆弾発でも飛び出さねばいいんだろうな


キラ  :ルシアン様、お酒をお持ちいたしました

ルシアン:そう言えば、キラ、お前からはまだ祝いの品をまらってはおらんな

キラ  :あっ、はい、なにかお望みのものでもございますか?

ルシアン:望めば、なんでもくれるのか?

キラ  :はい、できます限りは。ルシアン様のためならちょっとくらい無理をしてもいいかな
     だって13になったばかりの僕、こしょうに推挙してくださったのはルシアン様だもの

ルシアン:そうか?では、お前の操をもらおう

キラ  :おっ?

ルシアン:望めば何でもくれる、と言ったぞ、よいな

キラ  :でも

アスナス:お酔狂もほどほどになされませ
     とぎをお召しでしたら、女官長を命じて、だれぞを選んではべられます

ルシアン:私はキラがほしいと言ったのだ、そのほうらが選んだお式製の娘など何の興味もないわ

アスナス:ならば、ほかのごしょうにんなされませ
     かりにもキラは乳兄弟です、ルシアンさま

ルシアン:それがどうした?アシアが私の乳母だったからといって、何のはばかりがある?

アスナス:ですが

ルシアン:くどいぞ、アスナス
     今宵のとぎにどうでもキラを出せぬとごねるなら、今後一切奥には行かぬ
     種馬ではないからな、私は。どうする?アスナス?
     私はどちらでも一向に構わぬのだぞ


キラ  :どうししょう?どうししょう?ここまで来てまさか逃げ出すわけにはいかないし
     女官長のシリール様はルシアン様のお言葉のままにとおっしゃったけれど
     でも、僕は何を、どうすればいいんだろう

ルシアン:〔笑い出した〕どうした?キラ?
     いつまでも扉の前にへばりついたままで、誰も取って食いはせぬぞ
     じじどもがふたことめには何やかやと、うるさく言うのでな
     一発かましてやったのだ、見たか、アスナスのあの苦虫の噛み潰したようなつらを

キラ  :じゃ、やっぱり、あれはいつものお戯れだったんだ

ルシアン:ここにこい
     あのようなさけの席であんな風にお前を出しに使うつもりはなっかたのだ、すまん

キラ  :いいえ、ルシアン様のお役に立てたのなら僕はうれしいです
     お誕生祝いの品は改めて何か

ルシアン:誰でもよかったわけにはないぞ
     望めば何でもくれるとお前が言ったからだ
     私はこのまま戯言で終わられるつもりはないのだ

キラ  :ルシアン様

ルシアン:なぜだろうな
     お前のことを思うと、血が騒ぐ、体中の血がうずいて、眠れなくなる
     キラ

キラ  :い、いぃや

ルシアン:キラ、何も怖いことはない

キラ  :で、では、お放しください、お願いでございます

ルシアン:私は嫌いなのか

キラ  :いぃえ、で、でも、あの

ルシアン:ならば、お前の目も唇も、この銀の髪も全て私のものだな
     私のものになるということはな、キラ
     これを、こうして
     ?可愛がってもらうことというのだ、キラ、キラ


アスナス:ルシアン様はまたキラを慎重にいりぐたっているのか?
     いったいシリール殿は何をやっているのだ


シリール:見目麗しい娘を選んでとぎに差し出しても見る気もなされないのですよ
     そんなことをすればまるで当てつけるように何日もキラに慎重にこもってしまわれて
     これ以上何をどうせよとおっしゃるのですか


キラ  :誰になんと言われてもいぃ
     僕はただルシアン様のそばにいて、ルシアン様と同じものを見ていたい
     このデアファールカ以外に僕の家はなく、ちつぢを頼るみうちもいない
     そんな僕をルシアン様だけが必要だといって下さる
     ならば、僕は心をこめてお使えしたい
     でついづ、おごらず、よこしまなよくにながされることなく
     その以外、何も望みがしないから


ルシアン:互いのひとみに移るおもいは深く激しく
     何の打算もないというところか
     はじめは口うるさいだけの重臣方に対するただのあてつけだとばかりおもっていたのだが
     なんとも厄介なことになってしまったものだ


人間、誰しも欲得ずくで人を愛するわけではなかろう、周りはどうあがいても
日彼がわずにはいられない、そんな運命としか言いようのない出会いも確かにあるのだから


キラ  :体を重ねてささやくぬつごと、甘美の酒と同じだ
     幾度酒付きを重ねても尽きることはあるまい
     だが、美酒のみ過ぎれば毒になる
     だからといっていまさら誰がそんな説教がましい台詞を口にできるというのだ
     いったい誰が


ルシアン:お前がよい、キラ
     お前だけでよい
     お前しか要らない


デイラン:どうした、キラ
     16にもなってそんなへっぴり腰では情けないぞ
     もっとわけがしめろう
     いこみあまい
     右、左、いいんじゃない、ほら、足はもっと速く

ジェナス:おお、意気込みが違うとさすがにのみこみがはやいな
     少しは様になってきたのではないか

サマラ :よいのか、ジェナス
     弟子たちが薬草つみにせいを出しているというのに
     こんなところで膏を売っていても

ジェナス:そう言う、お前はどうなんだ、サマラ
     懐刀早々をかってにであるっては執務を届こうって
     陛下がお困りになるのではないか

サマラ :そのルシアン様が様子をみて来いとのおうせいでな
     口出しはせぬとおっしゃられていない
     ご自分で足を運ばれるのははばかられるらしい

ジェナス:なるほど
     うちにみなまきずの絶える間がなければ
     いかにルシアン様といえども気が気ではないというところか

サマラ :己のことで
     ルシアン様に余計な負担はかけたくないというキラの気持ちも分からぬではないだな

ジェナス:それも仕方あるまい
     何しろ、この三年ルシアン様のご寵愛を薄れるどころか
     ますます深くなるばかりだ
     そうなればまたそれを嫉む妬くなも多くなる
     デイランがいうように
     今のうちにきっちりとしたぼうごんの技をえとくしておいたほうが賢明だろう

サマラ :ルシアン様にしてみればいたしっかいをしっというところなのかも知れぬだな

ジェナス:ぬくぬくとまわたて包まれて愛されるよりも
     まず、自分の足できっちりと立っていたい
     それがキラの男として、いや、人間としての矜持なのではないか

サマラ :だが、ジェナス、人の心を時ともに移り行くというものだ
     私はそれがうらめにでた時のことを考えると
     ぞっとする

デイラン:ほらほら
     めをそろすな、たっているぞ
     まだまだだな、キラ

キラ  :申し訳ありません

デイラン:次はみをぐぬちだな
     同じ時間にくればいい

キラ  :はい、ありがとうございました


ルシアン:キラ

キラ  :ルシアン様、もう、、、、、、

ルシアン:まだ、まだだ

キラ  :ルシアン様


ルシアン:きつかったか

キラ  :いぃえ

ルシアン:1月もお前に触れなかったのは始めだったな
     手加減できなかった

キラ  :それで淡いかかでございました

ルシアン:今のところ大事ないが、あそこのとりでは西の要でもある
     目は常に光らせて置かねばなるまいな

キラ  :では、またいらっしゃるのですか

ルシアン:いや、とりあえずアジマを差し向けようとおもっている

キラ  :ア、アジマどの、でごさいますか

ルシアン:なんだ、アジマを知っているのか

キラ  :あっ、はい。デイラン殿の代わりに結構つけていただきましたので

ルシアン:そうか?ならば、デイランと違って、少しは手加減をしてくれただろう

キラ  :このやのかたがたは皆さんはみっちりしごいてくださいます
     おかげで、ようさくさまになってきたと誉めていただいておりますが

ルシアン:だが、怪我をせぬよう、ほどほどにな、
     お前のこの手は、剣を持つより竪琴をつま弾くほうがずっと似つかわしい

キラ  :アジマ殿はソリテガに、
     まさかルシアン様はイリス様とアジマ様のうわさをご存知なのでは


少年H :しいたのいずぎで、イリス姫様とアジマ殿が口付けなさってたらしい

少年I :なになにに、ご姫の縁談の話もでておろうこの大事なときに
     身ほど知らずによほどが
     陛下のお耳に入りでもしたら、どうするつもりなのだ

女A  :身分違いの恋など、不幸の始まりでございますのに
     でもやはり、おちつぢは争えませんだわね
     まさかイリス姫様まで道ならぬ恋にみようやきになられるとは


キラ  :いや、ご存知はないはずだとおもうけれど
     でも、このままではきっといつか


キラ  :今ごろイリス様はサドリアンで
     でもほんとにこれでよかったのだろうか

イリス :分かっています
     この思いがかなうはずはないのだと分かっているのです
     でも、分かってはいっても、どうにもならないの
     キラ、あなたなら私の気持ちもわかってくれるでしょう

キラ  :わが身のことを思えば、
     いまさら差し出がましい口など聴けるはずもないのはよく分かってはいるけれど

イリス :だから、せめて夢でいいのです
     それよりほかの何も望んではいけないのなら
     ひと時な甘い夢をみていたいのです

キラ  :ひと時の甘い夢か
     若美につまされるようですよ

イリス :お願い、キラ
     今夜遅くにはもうあの方はジオウを発ってしまわれるの
     だから、最後にもう一度だけ、お願い
     サドリアンでお待ちしておりますと、あの方に伝えて

キラ  :イリス様


ルシアン:そうか?モリガンはアドリア伯爵の末の姫を娶るのか?

デイラン:はい、少し年のひらきがございますが、なかなかの熱愛ぶりにございます

キラ  :ルシアン様だ

ルシアン:ああやつもとうとう年貢の納めるときのようだな

デイラン:そのようです

ルシアン:まあ、めでたいことには違いない
     乾杯の酒の一杯でもほしいところだな

サマラ :では、このまま久々にサドリアンまでいらっしゃいますか、ルシアン様

ルシアン:そうだな、それは悪くはあるまい

キラ  :あぁ、大変だ。サドリアンの方へいかれてしまう
     何とか、何とかしなくては


キラ  :イリス様、イリス様、イリス様、キラです

イリス :どうか、したのですか

キラ  :ルシアン様はおいでになります、もうはやく

イリス :えっ?兄上様が

キラ  :アジマ殿がお先に帰れたのか、よかった

イリス :キラ

キラ  :さ、参りましょう

イリス :キラ、待って、もう走らないわ

キラ  :イリス様、もう少しです
     この茂みをぬければ
     何?あっ?

サマラ :なにやつだ?キラ?イリス様?こんな夜更けにいったい二人で何を

デイラン:サマラ、しておろう

ルシアン:デイラン、どうした?

デイラン;あっ、いぃぇ、それは

ルシアン:キラ?何をしている?イリス?

キラ  :ルシアン様

イリス :兄上様

ルシアン:お前たち、どういうことだ
     これは


イリス :知られてしまうわ、兄上様に、全て知られてしまうわ、どうすればいいの

シリール:ルシアン様、お待ちください、ルシアン様

ルシアン:うるさい、道路をさがっておれ

ルシアン:ソレル王家の姫をいつから遊び女如きになさったのだ、イリス

イリス :キラ、キラ、助けて、お願い

ルシアン:いつからだ、キラとはいつからきち繰りあったのかと聞いている

イリス :兄上様

ルシアン:イリス

イリス :お願い、キラ、助けて、助けて、兄上様にうまくとりなして、お願い、お願いよ、キラ

ルシアン:なけば許されるとおもうな、イリス、お前もキラと一緒に牢につながれたい
     裏切りは絶対許さない、覚悟しておけ


ルシアン:闇にまぎれてイリスとサドリアンで合びきとは、な
     飼い犬に手を噛まれるとはこういうことか
     私の目を盗んでようもうやってくれたものだ
     
     始めてとぎをめいじた時、お前はまぐあいないみすら知らなかったな、キラ
     あらから三年、お前の身も心も全て私のことだとおもっていたが
     まさか、いまさらお前に女が抱けるとはおもはなんだが

キラ  :違う、ルシアン様、お願いです

ルシアン:なぜだ、たえろ、デイラン、たえろ、ばかげてこんなことは許されることではない


サマラ :ことは既に動き出してしまったのか
     いまさら後戻りはできぬ
     われらは大儀面分のためにキラを見殺しにするのだからな

アスナス:よいな
     もとはといえば、姫の軽はずみがぐごうがまねいたこともてんまつだ
     この際姫にも、それなりの土牢をかぶっていただく

デイラン:しかし、それではあまりにキラがいったい何の落ちとかあるというのですか

アスナス:大事の前のしょうじだ、そのような瑣末なことなど構っている暇はない

デイラン:一人の一生の問題がなぜ瑣末のことなのです

アスナス:今までも、そしてこれからも、キラがおそばにはげっている限り、
     ルシアン様はどれほど美しい姫に身にあっても目もくれまい
     今年二十歳も過ぎたというのに、妻を娶るどころか、女子の肌にも触れぬご寵愛ぶりだ
     このままではソレル王系の血が絶える

サマラ :そのために、イリス様ともどもキラを身ごろしい生をとうせいですか

アスナス:そうだ、今はまだその兆しはないにしても、
     この先キラの存在がせいどうを左右するしごりになるやも知れぬ
     ならば、禍根の根はたっておぶのが進化としての当然のつとめであろうが

サマラ :そのためならば、人としての両親は捨ててもよいと

アスナス:二つがならびたたぬなら、両親を捨てても大儀をとらねばならぬ
     決断とはそう言うものだ

デイラン:人の道にはずれた大儀であってもですか

アスナス:大儀は大儀だ、それ以外の何者でもない
     いずれごごんぎが整えばイリス様はこの国から出て行かれるご身分、ならば
     ジオウの輝く将来のためにキラにはどうでも捨石になってはもらわねばならぬ
  
サマラ :それで、心にどれほどの傷を残そうともですか

アスナス:傷は時とともにいつか癒えるものだ

サマラ :傷はいつか癒えるか、みさきに誓いごろじんはいともかいたにいってくれるものだ
     そんな保証がいったいどこにあるというのだ


ルシアン:イリスと二人してようもう裏切ってくれたものだ
     ただせめころすだけでも飽きたらぬか

キラ  :イリス様、僕の言葉をもうルシアン様の心には届きません
     だから、お願いです、ここにいらしてください
     どうかルシアン様の前で、はっきりおっしゃってください

ルシアン:二度と女を抱かぬようにしてくれる

キラ  :サドリアンでのことはただの勘違いだろうと、
     イリス様の口からどうか真実をおっしゃってください

ルシアン:私を欺いたその目をつぶして、その口が二度と戯言を吐かぬよう
     したを切り落としてくれるか
     その上でどこぞのいんばい宿にでも売り飛ばしてやろう
     目も見えず口が聞けずども男をくわえこむしりのあなひとつあればよかろう
     いんばいにはそれが似合いだ

キラ  :まさか、どうして信じてはくださらないのです
     ならばいっそう死ねとおっしゃってください
     それすら許されるとおもわれるなら、すべて、今ここで僕を殺してください
     愛しています、イリス様を愛しています、命をかけて愛しております
     イリス様とそいどけることができないのならば、この命惜しいとはおもいませぬ

ルシアン:この下種が

キラ  :愛しています、心のそこからイリス様を愛しています

ルシアン:黙れか、イリスのためなら命もいらぬというなら、僕は切り捨ててくれるわ

デイラン:ルシアン様、剣を、おおさめください

ルシアン:放せ

デイラン:ルシアン様

キラ  :愛しています、愛しています、愛しています

ルシアン:サマラ、キラをだまらせろ、だまれ

キラ  :ルシアン様

ルシアン:デイラン、ジェナスを、ジェナスを呼んで来い


衛兵A :どこへなりとうせろ、頭のご命令だ、
     こんなことをいってもただの気休めにしかならないのだろうが
     命があっただけ運がよかった、そう思うことだ


キラ  :ジオウの都だ
     はぁ、二年ぶりだ
     あぁ、ほんとにかえってきたんだ


古より全ての物語は人と人の出会いに始まる、
出会うことの喜びとよきせいの分かれの悲しみがよくもあしくも時を刻んでいくよう
真実は偽りをはらい、偽りの中に真実は潜み
わずかに根ずれた愛をはざまで定めの扉はゆうるると開かれるのだろう
物語が始まる、人のようの悲喜こもごもが心を震わすその時に物語は始まる
愛の明朗をさまようものたちへ静かなるべくいえのコメット


キラ  :ジオウの都は相変わらずににぎやかだな

某女A :まあ、な、出目ごとな銀の髪だろう、お日様に透けてキラキラでかば焼いているようだよ

某男A :吟遊詩人かよ

某男B :それにしちゃうきれいなずらしてあがるぜ

某男A :おう方、どこかのぼずっら貴族のなれの旗だったりするんだろうかな
     まったく、もったいねい

某男C ;ほう、11弦の竪琴とはこれはまた珍しい
     ここらじゃめったにおがめんしろうもんだい


キラ  :昼前にはつけるかな
     あっ?だれ?
     マデリア宮殿の衛兵にもこんな森の奥まではめったに入ってこないはずなのに

ルシアン:マイラ、待って、またるか

キラ  :まさか

マイラ :ルシアン様

キラ  :ルシアン様

ルシアン:まったく、しょうのないやつだな
     シリールに知られたらどうする?
     またこごとをくらうぞ

マイラ :もうなれました

ルシアン:そうだな
     私もお前のそう言うかざらのところが好きだ

マイラ :私の方がもっと、ずっとお深くしておりますのに

ルシアン:マイラ

キラ  :何を、いまさら
     未練げに分かりきったことではないか

ルシアン:さあ、もどろうか

マイラ :はい

キラ  :どんなに深くえぐられたキスも側らに愛する人があれば
     いつかいえるものなのかもしれない
     ルシアン様、二年ぶりのジオウの都の風景は何も変わってはいません
     けれど風のにおいさえ昔のままなのに
     歳月は確かに流れているのですね
     ほんとに、もう、縁の欠片ものこってはいないのだと
     母上、長い間墓参りを欠かして、申し訳ありません
     今の僕は気ままなその日暮の歌うたいです
     たて頃のめいしであられた母上のまねごとで
     昔、ほんの手慰みをおぼえたことが今ごろになって役にたつなんて 
     おもってもみませんでした
     ご無沙汰のお詫び代わりにひとさわり聞いていただけますか
     あっぁ?イリス様、デイラン殿、なぜ

イリス ;いつ、戻って、来たのですか

キラ  :母上の好きだったサラデイーナの花束
     あぁ、そうか、今日は母上のつきちがいの命日だった

イリス :キラ、わたくしは

キラ  :そうですね
     あのころは日々の幸せがいつまでも続くものだとおもっていたけれど
     これも母上のお導きでしょうか
     イリス様、多分これで二度とお目にかかることはないとおもいますが
     どうそおすこやかに言葉を交わさぬ無礼は何どうぞご容赦ください

デイラン:姫、参りましょう

イリス :笑って頂戴、デイラン
     キラが足元に膝まついて許しをこうこうとさえできなかったわ


キラ  :ナーマの森は静かだな
     星に手が届きそうだ
     僕はただ静かに眠れる場所を求めてジオウに戻って来ただけなのに


ルシアン:誰でもよかったわけではないぞ、キラ
     望めばなんでもくれるとお前が言ったからだ
     なぜだろうな、お前のことをおもうと、どうしようもなく血がうずいて、眠れなくなる
     お前は私のものだ、お前だけでよい、お前しか要らぬ


キラ  :今夜は眠れそうにない


亭主  :お前様方、何なさるね

サマラ :ここの地酒でももらおうか

亭主  :はいよ

サマラ :ルシアン様のごすいきょうにも困ったものだ
     狩場によくついでとはいえ
     こんな浜の片田舎まで足を伸ばさせるとは
     近頃都で
     何かとうわさの吟遊詩人がほんとにここに住み着いているのかどうかも分からぬと言うのに

ルシアン:ところで、亭主、うわさの吟遊詩人はここにも顔を見せるのか

亭主  :みよ、ま、ありゃえいれいがわりもんだよ
     普段はめったにここまでにおいでこねぃ
     くいもんがなくなるとやってきて
     裏の広場で歌を聞かせるだ
     まったく商売する気があるんだかねいんだか

ルシアン:おう?ではうわさはやはりうわさでしかないということか

亭主  :そんなことはねい、都の耳やどうだかしらねいが
     飲み代削ってかねを払っても惜しくねいな

ルシアン:胸の奥底まで染み入るようだ
     いったいどんな男なのか
     キ、キラ
     サマラ、あれをここに引きずって来い

サマラ :なにぶんの人目がございますれば
     その気はいかがと

ルシアン:くびになわうっててもだ

サマラ :はい
     るすいも非礼も重々承知の上で頼みたい
     少しばかり時間をさいてはくれまいか
     わが主がぜひにと

キラ  :サマラ殿
     では、ルシアン様も
     参りましょう


〔人々騒ぐ〕
サマラ :おうせいのとうり、連れてまいりました

ルシアン:どの面下げてお前戻ってきた
     いんばいくずれが吟遊詩人の気取るなど吐き気がするわ
     即刻ジオウから出てうせよ
     二度は言わぬ次はその腕えし折ってくれるぞ、よいな


キラ  :まさか、こんな田舎町でルシアン様とはちあわせをしようとはおもわなかった
     運命と言う厄病神はとことん容赦がな
     あっ、あ、あ、あ、胸が
     ルシアン様、僕にはもう失うものなど何もありません
     今はただ静かに眠れる場所がほしいだけなのです


アスナス:サマラ、ルシアン様がキラにお会いにされたというのはまことのことか

サマラ :はい、例のうわさの吟遊詩人を一目ご覧になりたいと
     それがまさかキラだとは予想だにしておりませんでした

アスナス:うわさの出から察するに七のつき前というところか

デイラン:いえ、5のつきです
     私がイリス様のおともで、墓地へ出かけたおり、偶然キラに遭いました

アスナス:馬鹿者、なぜもっとそれをはやく報告せぬのだ、

ワイデル:デイラン、そのようなことでこのえたいちょうどうして面目が出すとおもっておるのか
     たばけものめが

デイラン:いまさら、ことをあらだてる必要もないとおもいましたので

アスナス:キラの存在自体がことをあらだてる現況に決まっておるのではないか

デイラン:では二年ぶりに母親の墓前リに帰ってきたキラになわをうって
     即刻たたきだすべきだとおっしゃいますのか
     いかにルシアン様のご命令とはいえ
     あのようなこと私は二度とごめんです

アスナス:もうよい
     起こってしまったことを今さら悔やんでも遅いわ
     二人ともさがっておれ

デイラン:では

サマラ :失礼いたします

デイラン:チエー、くそうじじどか
     いまさらしわずら突合せて議論してなになる
     納得いく答えなどできるものか

サマラ :そうかっかするな

デイラン:そういうお前はどうなんだ、サマラ
     できれば不安の目ははやめにつんでおきたいとおもってはいるかな
     説くくらわばさらまでだ
     それよりイリス様はどんなご様子だ

サマラ :ほそい食はますます細くなられたようだ
     イリス様付きしっと女官のアズリ殿が心配しておられた

デイラン:ま、それも無理もあるまいかな
     正直な話、まさかあんなところでキラに再会しようとはおもわなかった
     配布をえぐられたかとおもったぞ
     イリス様にして見れば針のむしろであったのよう

サマラ :それは私も同じだ、

デイラン:無様だな。キラが戻ってきたというだけでみな慌てふためいている
     過去をむしかえされるのではないか、とな

サマラ :そうだな
     
デイラン:だが、いまさらすねに傷を持つみよなげいても始まるまい
     アジマが己の罪を償う覚悟でソリテアに骨をうずめるというのなら
     私たちも一連托生だ、闇に封じたものは二度と暴かれてはならぬのだから


ルシアン:吟遊詩人だとキラめ、なにをみせてくれるか


マイラ :ほんとにここのおはな畑はいつみてもきれい
     次から次にいろんなはなが咲いて
     こんなにきれいなんですもの
     少しぐらいいただいても構わないよね

アズリ :マイラ様、なにをなさっているのです

マイラ :アズリ様、あ、あのう、お花をいただくこととおもって

アズリ :一番咲きのレイファンはこんなに
     なんと言うことをなさるのです
     ここの花はイリス様が丹精をこめてお世話になさっているのですよ

マイラ :ごめんなさい
     あまりにきれいなので、つい

アスリ :つい、ついではございません、
     一番咲きのレイファンはイリス様の乳母であられたアシア様の墓前にお供えするのだと
     姫様がそれにお大事になさっておいででしたのに

イリス :アズリ、そんなに声をあらげるものではありません
     レイファンならまだたくさんあるのですから

アズリ :ですが、イリス様は

マイラ :申し訳ありません
     イリス様のお花畑とは存じませんでした
     近頃、ルシアンのご機嫌があまりよろしくないようなので
     きれいなお花でも飾って慰めできればとおもいまして

イリス :そう、兄上様の
     でも兄上様はきっとここのお花はみなおきお嫌いでいらっしゃるわ
     特にそのレイファンは

マイラ :えっ?

イリス :兄上様のお部屋に飾るのなら、ジャノの花園からお花を摘んでいてはいかが?
     今なら、ココレトの盛りですから

マイラ :でも、あのう

アスリ :マイラ様、私が舎の花園にご案内いたしますので
     レイファンは私はお預かりいたします
     どうぞ、ついでいらっしゃってくださいませ

マイラ :では、イリス様、失礼いたします

イリス :びっくりさせてしまったかしら
     でも、レイファンがだめなの
     だってレイファンはキラが一番すきだった花ですもの


キラ  :デイラン殿

デイラン:夜分邪魔をする

キラ  :どうぞ、なかへ

デイラン:用件だけ言わせてもらおう
     明日の夜、王宮でうたぎが催されることになった
     ルシアン様の婚約者であられるマイラ様の誕生祝もかねて、盛大にな
     ジオウの都の内外から芸人をまねえての祝宴だ
     その席に、うわさが高いハマーの吟遊詩人のうたを是非にとのごしょうもうだ

キラ  :宴の余興に満座にさらし者になれとおうせいですか
     そのような戯言をよく重臣方が許しになられましたね

デイラン:許すもゆるさぬもない
     ルシアン様のご気性ならば、お前もよく存知でいよう
     キラ、ハマーを出てこのアテイカの町にながれても、しょせん同じことだ
     ジオウの都にとどまる限り、ルシアン様のめを逃れることができぬ

キラ  :つまにどの望まれたかたがいらっしゃるのに
     それでもまだなぶっりたりない、とでも

デイラン:ルシアン様のお心のうちはルシアン様でなくてわからぬ
     だから、キラ、このごにをよんでこんなことを頼めたぎりはないのだが
     ルシアン様がなにをおっしゃられても何とか穏便におさめてくれまいか
     マイラ様はなにもご存知ないのだ

キラ  :それはルシアン様がお決めになられることです、デイランどの
     満座のさらし者になっても僕にはもうなにも失うものなどないのですから


次はハマーの吟遊詩人でございます

イリス :キラ

シリール:キラですわ

アスナス:なんだ、どうなっているのだ

マイラ :なに?どうしたの?

キラ  :このたびは田村のおたげにお招きにあずかり、身に余る光栄に存じます

ルシアン:いまさら、見えついた追従なぞいらぬわ
     それより、なにを聞かせてくれる

キラ  :ごしょうもんがございすれば、何なりと

ルシアン:そうよな、ならば、パレリア哀歌でもやってもらおうか

デイラン:イリス様もご隣席されでおられるというのに
     よりんともいったいなぜ

マイラ :それならば、私も存じております、
     イニスワヌこんぎのしぎられた姫がそれでもなお恋人を忘れられず
     一目をしのんでおうせいをかさねてしまうという悲しい歌ですわね

サマラ :何も知らぬということとは
     それはそれで結構むごいものなのだな
     これではどちらにころんでもすくわれぬ

ルシアン:そうだ、それで最後には二人とも嫉妬に狂った夫にころされてしまうのだ
     まあ、自業自得ではあるがな

キラ  :かしこまりました

ルシアン:なぜだ あやつが犬猫にも劣る下種のはずなのに
     どうしてこの場の誰よりも美しく輝いて見えるのだ

ルシアン:さすがよな、あいも変わらず人をたらしこむすべだけはたけておるわ
     お前のようにあるじももたず、ひとつところに身を落ち着けもせずに流れ行く吟遊詩人を
     ルアールと呼ぶそうだな

キラ  :はい

ルシアン:そのルアールの中には歌よりも体で稼ぐやからがおるときいたが
     お前の一夜の寝はいくらだか

アスナス:陛下
     そのように一人にだけ長々とおこよはげられては他のものにしめしがつきません
     どうぞ、そのぐらいになっさて

ルシアン:いくらだと聞いておる
     いんばいくずれがいまさら気取ることはあるまいが
     それともなにか
     男であれ、女であれ、抱かれてさえおればかねはいらぬか
     イリス、お前もさぞかくやしいかろうが、
     二年前お前のためならば命もいらぬとごうごうした男が今ではこの様よ

マイラ :えっ?イリス様とこの方が

ルシアン:どうだ?あいそうが尽きたか?それとも、懐かしさのあまりそのみがうずいて声も出ぬか

アスナス:陛下、お戯れが過ぎます

ルシアン:どうだ?キラ
     いっそうのことを今宵お前を買い切ってだれぞに命じて腰がたたなくなるまでだかさて見るか
     それもいっきょうな

キラ  :ご容赦ください
     おうせいのごとく今はその日暮のルアールにございます
     私如きでせんのものをあいてに戯言もすぎればおなにかかわりましょう

ルシアン:ジオウの帝王たる面目など遠の昔につぶれておるか
     飼い犬に手を噛まれた男の阿呆ずらを天下にさらしてきたのだ
     いまさらないて惜しむなどもったおらぬわ
     下種には下種の生き様があろう
     竪琴が二度と持てぬその腕を切り落としてくれようか

キラ  :それで陛下のお気が済まれるのですか

ルシアン:つらのかわもだいぶ厚くなったようだ
     まあ、いい
     人思いあっさりけりをつけたんだ
     酒の肴にもならぬわ
     それよりじゅわりじゅわりとまぶりころしてくれる

キラ  :いいえ、ルシアン様
     二度目はないのです
     僕は二年前のあの夜に死んでしまいました
     後はこの身がただの土くれに戻る日を待つだけ
     それものそれほど先にことではないでしょうか
     ではこれにでさがらせていてもよろしいでしょうか
     
     まだ、まだだ、あの扉の向こう、向こうまで
     ルシアン様の目の届かぬところまで
     ここまでくればもう


サマラ :ジェナス、どうだ、キラの様子は

ジェナス:一応わな、落ち着いたようだ

サマラ :一応とは、どういうことだ

ジェナス:この先、同じことがおきぬという保証はないということだ
     心の臓がひどくやられているようだ
     発作もこれがはじめではあるまい、おそらく

ジェナス:イリス様

イリス :入っても構いませぬか

ジェナス:どうそ、お入りください

イリス :キラが倒れたそうですね

ジェナス:大事ありません
     緊張が過ぎての立ちくらみでしょう
     僕の部屋で休んでおります

イリス :そう、ですか

ジェナス:ちょっと様子を見てまいりましょう

ジェナス:なぜ、こんなことに

キラ  :ここ、ジェナス殿

ジェナス:気分はどうだ

キラ  :おてつをおかけして、申し訳ありません

ジェナス:丸薬を作っておいた
     二つ部だ
     忘れずにのむのだぞ

キラ  :ありがとうございます

ジェナス:これにこりて、あまり無理はせぬことだ

キラ  :分かっています
     でも今のうちにかせいで置かないと、冬が越せません

ジェナス:それはそうだろうが

キラ  :大丈夫です
     春はまだ遠い先のことですから

ジェナス:まさか

キラ  :ナイヤスの花吹雪を見たくて戻ってきたのです
     あれはほんとに見事で、どこに行っても夢に見ましたから

ジェナス:気づいているのか

キラ  :まるで一面うつくれないの花が舞い散れようで
     あの花吹雪の中で静かに眠れたならどんなに幸せだろうかと

ジェナス:違う、そうじゃない

キラ  :お気づきになられたのでしょう
     僕はもうそんなに長く生きてはいられない
     多分、次の夏は望めないと

ジェナス:そんなことはない
     じおうのあるものを食べて、静かにようじをすれば、元気になる

キラ  :そうですね
     お心使い感謝いたします

ジェナス:そうやって全てを許してしまえるまでお前はいくのちをはくような絶望をかみ締めたのだ
     キラ、いいのか、それでほんとにお前はいいのか


アズリ :イリス様、ぐっすりお休みになられるようにおごうたいでおきましょう

イリス :ねえ、アズリ、体の中に流れる血は犯した罪の重さだけよどんで黒くなるというけれど
     ほんとなのかしら

アズリ :えっ?なんとおっしゃい、、、

イリス :赤いわ、なぜ、どうしてこんなに赤いのかしら
     おかしいとはおもわない、ねえ、アズリ

アズリ :イリス様、違う、違う、お手が血まみれです
     イリス様、たけを、たけをお放しください

イリス :私は恥知らずな罪人なのに、どうして私の血はこんなにあかいのかしら

アズリ :誰が、誰が

イリス :私がキラをころしてしまうのですね

キラ  :お気づきになられたのでしょう
     僕はもうそんなにながくは生きてはいられない
     多分次の夏は望めないと

イリス :私がキラをころしてしまうのです

サマラ :イリス様
     イリス様のたいがたい気もちはサマラ重々承知しております
     身の置きどの朝はわれらにとって同じでございます
     しかし、一時のじょうにながされて
     心を緩めてしまえばうそで固めた壁におもわぬひび割れが生じてしまいます
     さあすれば

イリス :サマラ、あまたの美しい姫気味には目もくれず
     兄上様がなぜああもうマイラをいとわしく思いやそばすのか
     あなたはそのわけを知っていますか

サマラ :はぁ?

イリス :キラに似ているからです

サマラ :それは

イリス :マイラはキラに似ていてよ、見かけよりも、もっとずっと深いところで
     なのに、どんなに愛し合っていても
     キラには許されなかったことが兄上様のおこううめるというだけで
     マイラには全てが許されるのですね
     神様が人間を作られるときひとつの魂を半分にちにって
     二つの体に封印されるのだそうです
     それゆえに、割かれた魂は痛みに震え、かけた半分もほしいと求め
     互いが互いが悲しいほどに呼び合うのだそうです
     サマラ、あなたがそれをただの夢物語だとおもいますか

サマラ :イリス様
     ルシアン様は一人の男であられる前に、
     このジオウの帝王であらせられます

イリス :分かっています
    ジオウの帝王であらせられます兄上様だからこそ
    その運命の相手にキラであってはならないと
    誰もがそうおもうのでしょう
    けれど、みんなの目の前でキラを辱めて憎むことしかできない兄上様は
    とてもおつらそうでした
    これで永遠にキラを失ってしまったなら
    兄上様がどうになるでしょう
    サマラ、ついになるで気魂は半分に避けたままでは生きてはゆけないのだと私はおもいます

サマラ :それでも、一度うそでやみに封じたものは二度と暴かれてはならないのです

イリス :そうですね
     わが身をのろって、過去をくやんでも、
     それはただの自行憐憫でしかないのかもしれません
     ならば、私は、この眼をそらさずしっかりと自分の犯した罪の深さ追い届けようと思います

サマラ :一生がかけて、つな抜きとおさねばならないうそがある
     国のゆくせいをうれうちゅうぜつからでた大儀の妙の振りかざし
     じょうのかけられ抜くキラを切り捨てたあの時からうそは一生消えぬ烙印どなったんだ
     なのに、われらはその重みの痛みもぬくぬくとしたひびの暮らしにながされて
     忘れ去ろうとしたのだ
     だとしたら、これは神がわれらに下されたてっついではなかろうか
     ねじ負けたうそがゆうがんではじけるほどがする
     今りんさやばかれてはならぬ覚悟
     きばをむいてもともとに暗いついていたとき
     われらはそれを塗りきれるのだろうか


アスナス:マイラ様途中は、うばれておるな

サマラ :イリス様がアッシュのズール公へこしにいれなされているから
     後宮がすでにマイラ様付きの女官が仕切っております
     来る春べきにはルシアン様とのご婚儀もひかえて
     マイラ様にとってはまさにわがよの春でございましょう

アスナス:うん、陛下がわずか15才のズール公のもとへ姫を嫁がされるといい出されたときは
     みんなさすがに驚かせきな覚醒なんだが

ルシアン:ジオウにとって条件よい縁談というのはな、アスナス
     イリスの婚儀でなにを得るかではなく、
     そのことでこれ以上何も損なわぬということだ
     はちのぬわのりをしおって、あのばかめか

アスナス:しかし、まさか姫があのようには最後承諾なされるとはな

イリス :承知いたしました
     兄上様にはおほねおりくださって
     お礼の申しようもございませんと伝えてください

サマラ :ご婚儀の姿はそれは見事のものでございましたな
     それぬの姫としてご自格と気品にあふれておられました

アスナス:後は陛下とマイラ様のご婚儀まで何事もなく時を数えるまでじゃ
     それで、キラのほうがどうなっておる

サマラ :今はナーマのおりのばん小屋に
     そこで冬を越すものと思われます

アスナス:やはりおのかのか

サマラ :せめて春まで
     それはキラにとっては最後の願いでありましょうから

アスナス:できることなら
     この先このレアファールカに明るい笑い声は絶えぬことを祈りたいものだ


マイラ :ほんとにすごいことでございますね、ルシアン様
     あんなところにも蛇使いが

ルシアン:王城の祭りは後三日もある
     それほど気に入ったのならまた明日もつれてきてやろう

マイラ :ほんとでございますか

ルシアン:ああ
     明日はなにかお前が好きな
     竪琴のね、キラか

マイラ :ルシアン様、どうかなさったのですか

ルシアン:デイラン、マイラをつれて先に戻っておれ
     サマラ、お前もだ

マイラ :ルシアン様


キラ  :まだまだだな
     後三日
     稼げるうちに稼いでおかなければジオウの冬は越せない
     春になれば、ルシアン様は妻を娶られる
     でも僕は、未練なのか
     ルシアン様

ルシアン:相変わらず物乞いまがいの日銭かせにか
     そうまでイリスのそばにへばりついていたいのか

キラ  :人間の残り火などしょせんこんなものなのかもしれない

ルシアン:なにがおかしい
     まただんまりか
     いつまでもそのてが通用すると思うなよ、キラ

キラ  :なにを、どう申し上げても陛下の沖に触るのであれば
     口をつぐんで目をそらすいない
     すべはありません

ルシアン:口をつぐんで、かたるすべがないのなら
     そのくち、この手でこじ開けてくれるわ
     お前の大事なイリスはな、あの宴の後浅はかに手首を切ってはたようとしおった

キラ  :うそだ
     そんな、まさか

ルシアン:わが身をいくらなぶなれてもも痛くも寡欲もないが
     イリスのこととなれば、そうやってお前は顔色が変えるのか、キラ
     ならば、その顔がもっとゆがませてくれるわ

キラ  :おやめください
     ルシアン様、ルシアン様、お願いです
     ルシアン、、、

ルシアン:なけわめけ、取りつましたぞ、つらの顔は、おもさもむしにとってくれるわ
     いいぞ、キラ、もっと、もっとだ
     この声もイリスにイリスにも聞かせてやりたいわ


キラ  :サマラドの

サマラ :すまぬな、キラ
     留守中悪いと思ったが、中で待たせたもらった

キラ  :どうして、ここが

サマラ :その気になれば、たやすいことだ

キラ  :僕はそれほどに目障りなのですか

サマラ :ひどい顔だな

キラ  :喧嘩です、ただの

サマラ :身勝手は重々承知のうえで頼みたい
     これでジオウの都から出ていてはもらえまいか

キラ  :いまさらではありませぬか
     僕は何も望んではいません
     ただ静かに暮らしたいだけなのです
     なのに、だれもだれもよってたかった顔をむしかえそうとなさる

サマラ :それは無垢して方らのお前の生き様があまりにもせんれつ過ぎるのだ、キラ
     われらのお夢をきりきりえぐってあまりにあるほどにな
     ルシアン様はジオウにとって唯一国の帝王であらせられる
     その玉座はひとつきいたが、愛情の対象などいくらでもすげかえがきく
     憎しみも心の傷も時がたてば癒えるものだと
     われらはそう思い上がってしまったんだ

キラ  :サマラ殿
     今さら過去をむしかえしても時間はもとには戻りません
     春になれば、そう、春になれば
     何もかもは全てまるくおさまってしまうはずです

サマラ :春になれば、か


ルシアン:まさか、あの時の傷が
     この、下種が
     黙れるか
     あんな、人前では二度と裸をされせぬようなむごたらしい傷になっていたとはな
     私は、私は、そんなことさえ忘れてしまっていたのか


ルシアン:無理をするな、マイラ

マイラ :申し訳ございません

ルシアン:薬湯をしっかり飲んで
     ゆっくり体を休めていろ
     そうすればすぐによくなる

マイラ :はい

ルシアン:ジェナス、ジェナス、おらぬのか
     留守か
     マイラのぐあいは聞こうと思ったが
     それにしてもあきれるほどの書物だな
     俺ではどこになにがあるのか分からぬではないか
     おお、これはまた美しいふばこだな
     ジェナスも案外すみにおけるな
     なに、これはアッシュズ-ル公の紋章ではないか
     なぜこんなものがここに
     イリスからの手紙
     イリスがジェナスになに用だ

イリス :親愛なるジェナス、書こうかやめようか迷いながらしたためております
     文字の乱れは心の迷いとどうぞお許しください
     私はこうして筆をとったのはどうしてもあなたにお願いしたいことがあったからなのです

ルシアン:願い、サマラでもデイランでもなく、なぜジェナスなのだ

イリス :いまさら、申し訳もないことですが、
     二年前のあの時私は兄上様のお怒りがただただ恐ろしく
     たったひとごとがどうしてもいえませんでした
     キラにはただ一度あの方への託を頼んだだけなのだと

ルシアン:なに?

イリス :キラはどんなにか私を恨み、憎をしたことでしょう
     そんな私を愛していると叫ぶキラのこえは
     まるで兄上様にころしてくれと哀願しているようにさえ聴こえたのです

ルシアン:うそだ

イリス :わが身可愛さに真実に口をつぐんでしまった私はこの世で生きていく価値もない
     卑怯ものに成り下がってしまいました
     なのに、みんなは言うのです
     これは神のお導きなのだと
     兄上様がジオウの帝王たるにふさわしい姫を娶り
     お子を生すことがそれるのなお告ぎたのものの義務であると
     そのためにはキラの存在はあってはならないのだと

ルシアン:馬鹿な、うそだ

イリス :サマラはいましたうぞでねじまけた真実はそれが偽りの真実であったとしても
     将来貫きとうさなくてはならないと
     それが真実を揺らがせキラを見捨てた私たちのつとえであると

ルシアン:なぜ?どうして?こんな馬鹿なことがあってたまるか

イリス :けれど、どうぞお願いです
     キラを一人でしないでください
     次の夏は望めないほどに体を病んでいるのなら
     どうか、たった一人でさびしくいかせないで

ルシアン:キラ、うそだ

イリス :あなたにはあなたのお立場があることはよく存じております
     それでもどうぞお願いです
     せめて春まで
     キラが夢にまでというナイアスの花吹雪が舞う春まで
     どうかキラを守ってください  
     おろかな私、最初で最後のお願いです
     兄上様の憎しみがキラの命をちぢませないよう
     キラをまもってください


アスナス:ワイデル、いらいらと歩きもあるのはいいがげんやめぬか

ワイデル:なにを言うか
     陛下がすべてどしてしまったのだぞ
     座ってなぞいられるものか

アスナス:それで、サマラ
     どんなご様子だ

サマラ :分かりませぬ
     誰も入ってはならぬとのきつぢご命令なので

アスナス:しかし、もう三日になるのだぞ
     何とかならぬか


マイラ :ルシアン様、マイラでございます
     お食事をお持ちいたしました
     ルシアン様

デイラン:やはりマイラ様でもだめか

ジェナス:デイラン、ルシアン様は

デイラン:相変わらず引きこもられたままだ
     なにかあったのか

ジェナス:ルシアン様、ジェナスです、ルシアン様

ルシアン:キラになにかあったのか

ジェナス:風をこじらせまして、かなりあぶのうございます
     お出ましになられますか

ルシアン:いまさらどのつらさげたらいにいけるのだ
     一言を、ただの一言を信じてやらなかったの
     ののし、辱めた、絶望のチェードをはかせた
     なのに、私はこの手で、キラの背をひきさえたことさら忘れ
     人はいくらで体をおるのかと満座のさらし者にしたのだぞ
     いまさら、いまさら、どんな顔で許しのこえというのだ


ジェナス:今回は何とか持ち直しましたが
     体力が落ちてしまえばそれが命というのなりかねません
     ですが、いくら養生の話を聞き出してもキラはそこまでは世話になれぬと
     くびを縦にふれません

キラ  :ルシアン様

ルシアン:近頃なにやら、ジェナスが足しげく通っているときいたものでな

キラ  :それは

ルシアン:これを着ろ、出かけるぞ
     したくをしろ

キラ  :えっ?

ルシアン:お前を宮廷で召しかかれてやろうというのだ
     歌を聞かせてひぜも稼ぐに限度があろう
     路民はそこをついてしまうようでは
     ジオウの冬は越せぬぞ
     それゆえ、暖かな寝床と食い物を与えてやろうというのだ
     無論、それに宮うだけのことはしてもらうかな

キラ  :せっかくのお話ではありますが

ルシアン:いなとは言わさぬ
     吟遊詩人とはたとえ意に添わぬ酒の席であっても
     こわれればれいを尽くしてはべるのが作法であろう
     それともなにか、宮廷でジェナスと顔をつき合わせては都合のわるいことでもあるのか

キラ  :いいえ、そんな

ルシアン:今となっては、私にはこういうたかびしゃな言い方しかできぬ
     無様なものだ

キラ  :ああ、ルシアン様の愛馬アザムか
     懐かしいな

ルシアン:しっかりつかまっていろ

キラ  :ああ、これは夢だ
     こんな風にアザムの背でもう一度ルシアン様の温もりを感じていられるなんて
     目を開けば、ついえてしまう夢かもしれない
     この先は養生所なるセライム離宮だ
     なぜ、なんとために
     ジェナス殿

ルシアン:ジェナス、後は頼んだぞ

キラ  :どういうことなのですか
     ルシアン様はなぜ僕をここへ

ジェナス:キラ、お前は信じるか
     人知の枠を超えた縁というものを

キラ  :それでは、答えになっていません、ジェナスどの

ジェナス:アッシュへ嫁がれたイリス様がお前のことを大層気に病んでおられてな
     ルシアン様内密に私を手紙をよこされた、長い手紙でな
     イリス様にして見れば懺悔のつもりでもあられたのだろうが
     それがなぜか偶然、いや、私にはそれこそが天のはいざいのようにおもえてならぬのだが
     ルシアン様のお目にふれてしまった

キラ  :そう、ですか

ジェナス:心にめぐり合うためについた魂というのは、周りがどうあがいても
     結局引き合わずにはいられないのだろうな

キラ  :それでも、時の流れに逆らい
     立ち止まるすべはないのです
     それを一番よくご存知なのは
     多分ルシアン様なのかもしれません


マイラ :キラ様
     今日のこの日、私はルシアン様の妻になります
     この夏を望めぬほどにあなたが体がやんでいらっしゃると知ったとき
     私は心底ほっと胸をなでおろしている自分に気づいて、ぞっとしました
     人を愛するということは自分の心の奥底に潜む醜さを知ることなのかもしれません
     ですから、私は正しく前を見据えていようと思います
     ルシアン様の妻になるその自負と誇りにかけて
     私はあなたを乗り越えいかねばなりません
     ルシアン様を信じ、ともに歩いていくことこそが一番大切なのだと


キラ  :ナイアスのはながきれいだ
     間に合ってほんとによかった

ジェナス:ナイアスのはなが逃げもかけもせぬ
     まだ熱がひいたばかりではないか
     無理をするな

キラ  :お許しをいただけるのをまっていてはそれこぞはなの盛りが過ぎてしまいます

ジェナス:しかし、何も今日、この日を選んででかれることがあるまい

キラ  :では、ジェナス殿は、お二人のために祝福の歌でも歌えとおっしゃるのですか

ジェナス:キラ
     全てを水にながせとはいわない
     しかし、な

キラ  :未練がましいやつと笑ってくださってもいいのですよ、ジェナスどの
     多分僕は
     これからルシアン様とともに歩いていかれるマイラ様に嫉妬しているのかも知れません
     ルシアン様、命があるものが全ていつの日にか形を変えて生まれいずるものだそうです
     死はつぎにめぐり命をくるまでの長い眠り
     そう信じていればこの思いもいつか別の形でかなうものなのかもしれません
     かけた半分の魂、それが僕とあなたの定めならば、いつか、きっと


ルシアン:婚礼の夜だと言うのに、なにか目をさえて眠れそうにもないな
     何だ、あの陽炎のようなものは、人の形のような、キラ
     キラ、キラなのか、キラ
     キラ、どこだ、キラ、うそだ、そんな
     今確かにキラが、キラ


デイラン:これでいいのだろうな

サマラ :は、多分

デイラン:しかし、あのくったくの朝はまるで何ごともなかったのようではないか

サマラ :どちらにせよ、キラの死にとらわれて陰陰めつめつとしたひびを過ごされるよりは
     はるかにましだ

イリス :お願いね、兄上様のこと

マイラ :はい、これから、始まるのです
     何もかも新しく

ルシアン:イリス、途中まで送っていこう

イリス :あのう、兄上様

ルシアン:お前はアッシュへ帰ってしまうとさびしくなるな、イリス

イリス :ああ、兄上様、そんなおじょうそをおっしゃって

ルシアン:なにを言うのだ
     お前がいなくなってしまえば
     もう三人でそろってアシアの墓に詣でることができなくなってしまうのではないか
     キラもきっとそう思っているはずだぞ、イリス

イリス :兄上様、今なんとおっしゃいましたの
     キラがどうしたと

ルシアン:お前がアッシュに帰ってしまうと
     キラもさびしかろうといったのだ
     聞いてなかったのか

イリス :兄上様
     キラはもういません

ルシアン:イリス、なんだ
     戯言のつもりなのか
     キラが私を置いてどこにいくというのだ

イリス :あっ?サマラ、デイラン

サマラ :どうかなさいましたか

ルシアン:いや、イリスがな、突然キラがもうおらぬなどとおかしいことを言い出しておってな
     冗談にしてはちときついぞ、そうは思わぬか
     なんだ、サマラ、お前までそんな怖い顔をして

サマラ :キラが、どこに

ルシアン:アザムの上でまっておるのではないか、先から
     さあ、いこうか
     キラも待ちくたびれておるわ
     デイラン、イリスを馬車に頼むぞ

デイラン:ぞれごとも度か過ぎる

イリス :サマラ

サマラ :大丈夫です、ルシアン様は大丈夫です
     狂ってしまわれたのではない
     ルシアン様はただキラの死と言う現実
     どうでもうけ入れがたいだけなのだ

ルシアン:サマラ、デイラン、先にいくぞ


人の心の無垢をむぞくことは誰にもかなわぬことだ
キラの幻ぃを見ることで全ての浄化をはかられたのか
それともあまりに激しい悔恨とくすぶりつづける思いをいくらでも絡み合って
キラという幻覚を作り出してしまったのか
なにをして幸せと呼ぶのか定かではない
だが、魂の半分をひきちめられたままではただ、いけてはゆけぬのだ
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第 2 楼
发表于 2008-10-7 12:52:32  资料  短信  邮件  编辑  引用 
银之镇魂歌(中文翻译)

  日本经典耽美小说,后录制广播剧。由日本耽美小说家吉原理惠子创作.
  银之镇魂歌darama中文译本:
  声优阵容:
  キラ(奇拉)•石田彰
  ルシアン(路西安)•森川智之
  イリス(伊莉丝)•岩男润子
  サマラ(萨玛拉)•飞田展男
  ジェナス(杰纳斯)•增谷康纪
  ディラン(迪兰)•松本保典
  マイラ(玛伊拉)•山崎和佳奈
  去吧,没有所谓的正义,作为人的道义也被掩埋。
  去吧,令大地都为之动摇的军队的铁蹄,仿佛来自地狱亡灵的咆哮。
  由于策略和关系生出的背叛,最后变成的混沌。无止尽的野心引诱出了无底的憎恨,疯狂吞噬着人类的
  心灵,然后,在灵魂上留下重重的创伤。在这场腥风血雨的战争中崭露头角,转眼间统一了整个国家的
  就是吉奥的开国君主——阿斯兰•盖路。
  在此之后,不要说邻国,远至北方的拉卡,东方的鲁丁,西方的卡南,他的名字也可以说是如雷贯耳。而路西安就是阿斯兰的第七代子孙,由于父亲奇杰,母亲西亚露相继去世,是路西安•佐鲁帕•索莱鲁在众人的注目与期待下,以15的年龄登上了吉奥的王座。
  在这之后的两年,……(这句实在不知道什么意思)。与此同时,路西安迎来了自己十七岁的生日。
  (嘈杂的人声)
  女仆A:大家赶快拉,今天晚上是为庆祝路西安陛下的十七岁诞辰举办的宴会,可没有休息时间哦。
  少年A:为什么连深受路西安陛下宠爱的我们都必须得做这种繁杂的事情呢?
  少年B:就是嘛,又不是什么高级的工作。
  少年C:都是奇拉不好啦。一被别人拜托就只会说“好的,好的。”
  少年E:那家伙稍微受路西安陛下宠爱一点就得意起来了。
  虽然不知道那家伙到底是个什么来历,但也不过就是个没有父亲的小孩罢了。
  少年F:就是嘛,就算奇拉的母亲是路西安陛下的乳母,但就凭这一点就被任命为侍童,也太狡猾了吧。
  少年G:那家伙,母亲死了以后,就没有了后盾了。
  所以才会极力讨路西安陛下的欢心啊,一定是这样的没错。
  女仆:啊,奇拉,把餐桌放到这边来。
  奇拉:这样子,可以了吗?
  女仆:恩,可以了。那,后面的也这样放好了,拜托了。
  奇拉:好的,我知道了。
  阿那斯:奇拉。
  奇拉:啊,阿那斯大人。有什么事吗?
  阿那斯:到处都找不到陛下,你知道陛下到哪里去了吗?
  奇拉:路西安陛下骑马去郊外了。
  啊那斯:又这样。我都已经那样恳求他惟独今天不要那么任性了。
  真是的,真拿他没有办法。那,陛下是和谁一起去的?迪兰和撒玛拉?
  奇拉:是的。就象您说的那样。
  阿那斯:那些家伙,等他们回来一定要好好地再教训他们一顿。
  路西安:啊,好喝啊!真象又重新活过来了一般。
  来到这附近,就连周围呼吸的空气也不一样。
  撒玛拉:路西安陛下,是不是考虑该回去了?
  路西安:怎么了,撒玛拉。
  刚刚才来,就急着要回去了?
  撒玛拉:不是的。只是如果太阳下山了的话
  路西安:别管它,反正都是和以前一样的。
  迪兰:但是,各种准备也快做完了吧。
  而且之后又要被后宫的女长官教训了。
  路西安:迪兰,你怎么和谁一样,变得灵牙利齿起来了。
  迪兰:不敢当,只是这是做近身侍卫的责任。
  路西安:每年都是,
  连形式都没有丝毫改变的无聊宴会,我会觉得有趣才奇怪了呢。
  而且,那些重臣老头子们又会在宴会上唠叨了,哪里哪里的那个公主怎么样?
  有没有中意的小姐?真是多管闲事。
  迪兰:路西安陛下,请息怒。
  路西安:我才17岁,想做的事象山一样多。
  我可不打算今后就做一个为了传宗接代的种马。
  撒玛拉:这是您的想法。
  但是那些重臣也并非是不可理喻的。
  每次都反驳也不太好吧。
  算了,总之,
  在阿那斯大人大发雷霆之前,还是请路西安陛下回宫吧。
  路西安:但是……算了
  如果那些老头子还要罗嗦的话,我就让他们再也管不了闲事。
  今天晚上就好好把话说清楚。
  (人声嘈杂)
  西亚路拉国王送来贺礼,…………(不太懂,好像是一种动物)
  迪兰:哦--,那真是张完美的苦瓜脸啊。
  杰斯:你一个人在自言自语什么啊,迪兰。
  迪兰:原来是你啊,杰斯。能在宴会上看到你真是希奇啊
  我还以为你今晚也会关在屋子里,制作那些奇怪的药丸呢。
  杰斯:有的时候也要出来吃点好东西嘛
  否则真是对不起吉奥王国啊
  对了,你刚才说谁是完美的苦瓜脸了?
  迪兰:是路西安陛下拉。
  杰斯:原来如此。的确也是。
  迪兰:从郊外骑马回来后,连洗澡的时候都一直在对奇拉发牢骚呢。
  杰斯:就连路西安陛下,对于无聊也一样会觉得头疼呢。
  迪兰:虽说是无聊,但是不要因此而爆发出来就好了。
  奇拉:路西安陛下,您的酒拿来了。
  路西安:说起来,奇拉,你还没有送我生日礼物吧。
  奇拉:啊,是的,陛下您有什么想要的东西吗?
  路西安:只要我想要的话,你什么都愿意给吗?
  奇拉:是的,只要我能给的。为了路西安陛下,即使有些勉强我也不会有什么怨言的。
  因为是路西安陛下推举并任命才刚刚13岁的我为侍童的。
  路西安:是吗?那么,把你的贞操给我吧。
  奇拉:啊?
  路西安:你刚才不是说只要我想的话,什么都可以给吗?
  奇拉:可是
  阿那斯:陛下,您一定是醉了
  如果需要人侍寝的话,请吩咐女长官,为您挑选合适的人选。
  路西安:我就要奇拉,对那些如同模子印出来一般的小姐我没有任何的兴趣
  阿那斯:那请挑选其他的侍童吧
  好歹奇拉也是您的乳兄弟啊,路西安陛下
  路西安:那又怎么样?虽然阿西亚是我的乳母,但我和奇拉又有什么关系?
  阿那斯:可是
  路西安:你还真是罗嗦,阿那斯
  如果今天你不让奇拉侍寝的话,我以后都不再去后宫了
  因为我又不是种马。怎样?阿那斯?
  我倒是怎样都无所谓?
  奇拉:怎么办?怎么办?都来到这里了也不能再逃了
  虽然西梨露大人说就按路西安陛下说的做就好了,
  但是,我要怎么办,要怎么做才好?
  路西安:(笑)怎么了,奇拉?
  你要在门前站到多久啊?又没有谁要吃了你
  那些老东西们平时总是念个不停,烦死了。今天总算是抱了一箭之仇。
  看到了,阿那斯那时的表情简直就像吃了一嘴虫子一样。
  奇拉:那陛下刚才说的果然都是开玩笑的吧。
  路西安:到这里来,
  我本来并没有打算在那种宴会上象那样把你当棋子来用的,真是抱歉
  奇拉:能为陛下效劳是我的荣幸
  那生日礼物要改成什么好呢?
  路西安:不是谁都可以的
  你不是说只要我想要的话什么都可以给我吗?
  我并不打算就这样把刚才的话当做玩笑哦
  奇拉:路西安陛下
  路西安:不知道为什么
  只要一想起你,血液就会沸腾,睡也睡不着,奇拉
  奇拉:不……不要
  路西安:奇拉,不要害怕
  奇拉:那,那请放开我。求求您了
  路西安:讨厌我吗?
  奇拉:不是的,但,但是,那个
  路西安:既然这样,那就把你的眼睛,你的唇还有你的银发都变成我的东西吧
  变成我的,奇拉,
  让我好好的疼爱你,奇拉,奇拉
  阿那斯:路西安陛下还是很宠爱奇拉吗?
  西梨露大人到底在干什么啊?
  西梨露:选出美丽动人的小姐送到陛下面前,他却看都不看一眼
  这样下去简直就是对奇拉一个人的专宠
  既然如此您说要怎么办才好呢
  奇拉:无论被谁说什么都无所谓
  我只想侍奉在路西安陛下的身边,和路西安陛下看同样的东西
  除了这里我也无处可去,也没有任何的亲人
  这样的我只被路西安陛下需要着,
  既然如此就让我用心去侍奉路西安陛下吧
  安守本分,也不恃宠而骄,
  除此之外没有任何别的奢望
  路西安:彼此的眼眸里盛满深层又激烈的感情
  没有任何的利益打算
  开始只是想借此封住那些重臣的口
  但现在已经变成了深陷其中不可自拔
  人是可以无欲无求的爱着另一个人的吧。无论周围怎么看,眼中只有彼此的身影,这种可以说是宿命般
  的相遇的确是存在的。
  奇拉:身体重合的那种感觉,就象是甘美的酒。
  就算再多次也不会觉得满足
  但是,如果美酒过头的话也会变成毒药。
  但是当时谁又能预言这种事情的发生呢?
  到底谁能够呢?
  路西安:好喜欢你,奇拉
  只要你就好
  除了你我什么都不需要
  迪兰:怎么了,奇拉?
  都已经16了还三心二意的,你不难为情吗?
  更专心一点
  右边,左边,不对不对,脚再快一点
  杰斯:哦--,一旦专心起来就进步神速啊
  终于象点样子了,不是吗?
  撒玛拉:这样好吗,杰斯?
  让徒弟们制造草药,自己却跑到这里来卖膏药
  杰斯:这么说的话,你又如何?
  撒玛拉?说是带着佩刀去执行任务…………
  这样的话,陛下会很困饶呢
  撒玛拉:正是陛下叫我来观察一下形势的
  虽然没有明说出来
  但是我已经有这份自觉前来了
  杰斯:原来如此。
  如果不片刻不停的看着
  就算是路西安陛下也会焦虑不安,是这样吗?
  撒玛拉:不想因为自己的事而使路西安陛下分神,奇拉的这种心情也不是不可以理解
  杰斯:那就没有办法了
  这三年来,路西安陛下的宠爱不仅没有减少
  反而越来越深
  这样下去会招来周围更多的嫉妒
  还是象迪兰说的那样
  现在这个时候适可而止比较好。
  撒玛拉:不过如果是路西安陛下的话,说不定早已洞悉这一切并起了戒心也说不一定
  杰斯:比起一直被保护包容的爱来说
  想以自己的实力站稳脚跟
  这是奇拉作为男子汉,不,是作为人最后的矜持,不是吗?
  撒玛拉:但是,杰斯,人的心是会随着时间变化而变化的
  我一想到如果奇拉背叛了路西安陛下的时候会发生的事
  就不寒而栗
  迪兰:喂,喂,
  不要闭上眼睛了,站起来
  还差得远哪,奇拉
  奇拉:对不起
  迪兰:明天同一时间到这里来,接着训练
  奇拉:知道了,多谢指教
  路西安:奇拉
  奇拉:路西安陛下,我已经…………
  路西安:不,还不够
  奇拉:路西安陛下
  路西安:弄疼你了吧
  奇拉:没有
  路西安:第一次一个月都没有碰你,失去理性了
  奇拉:请不要放在心上
  路西安:现在这个时候虽然还不要紧,但是那里还是西边的要塞
  必须从长远的目光来看奇拉:那,您还要去那里吗?
  路西安:不,总而言之先派阿几玛去那里吧
  奇拉:阿,阿几玛大人,是吗?
  路西安:怎么了?你认识阿几玛?
  奇拉:啊,是的。代替迪兰大人训练过几次,我受益匪浅。
  路西安:是吗。这样的话,应该和迪兰不一样,没有那么严格吧
  奇拉:这里的每位大人都对我很好
  托他们的福,终于被说是有点象样了
  路西安:但是不要受伤了,适可而止啊
  你的手比起拿剑来,更适合弹竖琴
  奇拉:派阿几玛大人到那里去?
  难道路西安陛下已经发现了阿几玛大人和伊梨丝殿下的事了吗?
  少年A:听说了吗?有人看到阿几玛大人和伊梨丝殿下在接吻!
  少年B:什么?现在大臣不是正在商议公主的终身大事吗?
  要是被陛下知道了,那该怎么是好?
  某女:身份不对等的恋爱,是不幸的开始啊
  但是果然,血缘是无可争议的呢
  难道连伊梨丝殿下也要走上一条没有结果的爱情之路么
  奇拉:不,陛下应该还不知道
  不过这样下去,早晚…………
  奇拉:现在,伊梨丝殿下在小离宫
  但这样真的可以吗?
  伊梨丝:我知道
  这份感情是不可能的,这些我都知道
  可是知道又怎样,我还是没办法控制自己
  奇拉,如果是你的话一定能够明白我的心情吧
  奇拉:想到自己的事
  知道即使现在说什么也都听不进去了,但是
  伊梨丝:所以,即使只是一场梦也没有关系
  除此之外再也没有别的奢望了
  希望能够拥有一场曾经的美梦
  奇拉:曾经的美梦,是吗?
  哪怕只是一时的甜美
  伊梨丝:请求你,奇拉
  今天夜里那个人就要从吉奥出发了
  所以,最后,想再见一面,求你了
  帮我转告那个人,说我在小离宫等他
  奇拉:伊梨丝殿下
  路西安:是吗?莫利冈娶了阿度利亚伯爵的小女儿?
  迪兰:是的,虽然年龄上有些差距,但是好像很恩爱的样子
  奇拉:是路西安陛下
  路西安:那家伙,就和每年交纳贡品是一样吧
  迪兰:正是这样。
  路西安:那,真是值得祝贺啊
  一定要喝上一杯呢
  撒玛拉:那,陛下是要去很久都未驾临的小离宫么?
  路西安:恩。那倒也不坏
  奇拉:啊,不好了,。他们往离宫的方向去了。
  得想个办法,不管怎样
  奇拉:伊梨丝殿下,伊梨丝殿下,伊梨丝殿下,我是奇拉
  伊梨丝:怎么了?
  奇拉:路西安陛下往这边过来了。快
  伊梨丝:什么?哥哥他……
  奇拉:阿几玛大人已经先回去了,还好。
  伊梨丝:奇拉
  奇拉:那,我们快走吧
  伊梨丝:奇拉,等下,我,跑不动了
  奇拉:伊梨丝殿下,再坚持一会,
  过了这个小树林
  啊?啊--——
  撒玛拉:谁?奇拉?伊梨丝殿下?深更半夜你们两个人…………
  迪兰:撒玛拉,抓住他们
  路西安:迪兰,怎么拉
  迪兰:啊,啊,没有什么
  路西安:奇拉?你在这里干什么?伊梨丝?
  奇拉:路西安陛下
  伊梨丝:皇兄陛下
  路西安:你们两个,到底是怎么回事?
  这…………
  伊梨丝:(全被哥哥知道了。全部都被知道了。我该怎么办?)
  西梨露:路西安陛下,请等一下,路西安陛下
  路西安:罗嗦,给我让开
  索莱鲁家族的公主什么时候变得和妓女一样了,伊梨丝
  伊梨丝:(奇拉,奇拉,救救我,求你了)
  路西安:什么时候开始的?我在问你是从什么时候开始和奇拉幽会的
  伊梨丝:皇兄陛下
  路西安:伊梨丝
  伊梨丝:(求你了,奇拉,救救我,让哥哥的怒火平息,求你了,求求你,奇拉)
  路西安:不要以为哭我就会原谅你
  伊梨丝,我真想把你和奇拉一起关进牢房里
  我绝对不会原谅你们的背叛,觉悟吧
  路西安:在黑暗中和伊梨丝幽会,是吧
  被自己养的狗咬到手就是指的这个么
  瞒着我干得好啊
  最初宠爱你的时候还没发现你是这样的人哪,奇拉
  从那之后的三年,我以为你的身体和你的心都已经完全属于我了
  难道你认为现在的你还可以再去抱女人吗?
  奇拉:不是的,路西安陛下,求您了
  路西安:为什么?别拦着我,迪兰。我岂会原谅这种把我当傻瓜一般来欺骗的事
  撒玛拉:事情都已经演变成这样了
  也不可能再回到最初
  所以我们必须为了体统眼睁睁的看着奇拉被杀掉吗?
  阿那斯:听好了
  这个时候,就是连公主都差点被关进牢房了
  迪兰:但是,即便如此,奇拉从头到尾又有过什么过错呢?
  阿那斯:要以大局为重,那些琐碎的小事可以不必去管它
  迪兰:一个人的一生难道是琐碎的小事吗?
  阿那斯:现在,甚至将来,只要奇拉在身边
  无论多么美貌的大家闺秀,路西安陛下也不会让她们靠近自己的
  今年就已经20岁了,却别说是娶妻了,就连一个宠爱的侍女都没有
  这样下去,索莱鲁的血脉岂不是要断绝了
  撒玛拉:为了这个就必须牺牲伊梨丝殿下和奇拉,这也是王命吗?
  阿那斯:正是。虽然现在还没有什么预兆
  但是在这之前,奇拉的存在就是个障碍
  这样的话除去祸根,帮助进化是理所当然的。
  撒玛拉:那这么说,作为人的双亲也可以舍去了?
  阿那斯:如果必须选择其一,那么就舍去双亲选择体统
  所谓决断就是这样的东西
  迪兰:背离人道的体统,是吗?
  阿那斯:体统就是体统,不是其他的什么
  且不论伊梨丝殿下在这个国家是什么身份
  就奇拉来说,为了吉奥辉煌的将来,他不得不成为被舍弃的棋子
  撒玛拉:即使这样会给他的心灵留下怎样的伤痕也不在乎吗?
  阿那斯:伤痕终究会随着时间而痊愈的
  撒玛拉:伤痕终究会随着时间而痊愈,是吗?
  到底哪里有这样的保证!!!!
  路西安:你和伊梨丝两个居然敢背叛我! 杀了你我也不解恨!
  奇拉:伊梨丝殿下、路西安陛下已经听不进我说得话了,所以……求求您,不要怯懦……在路西安陛下的面前,把事情说清楚!
  路西安:我要让你再也抱不了女人!
  不知道为什么
  只要一想起你,血液就会沸腾,睡也睡不着,奇拉
  奇拉:今晚看来又要失眠了。
  (城中的一个小酒馆)
  亭主:你们几位想要来点什么?
  撒玛拉:给我们来一点当地产的酒吧。
  亭主:好的。
  撒玛拉:路西安陛下的执着还真让人困扰呢。虽然说这里离狩场很近,可到这么偏僻的地方来实在是令人不放心哪,再说传说中的什么吟游诗人是不是真的在这里都还不清楚呢!
  路西安:对了,老板,传说中的吟游诗人会来这里吗?
  亭主:哎呀,不太清楚啊,他平时是不来这里的。要是没有吃的了,才会过来。他在村子里唱歌,不过倒是一点作生意的感觉都没有啊!
  路西安:是吗,看来传说似乎不假呢。
  亭主:是啊,不知道都城里是怎么传的,就算让我为了听他的歌而从酒钱里挤出些钱来也是值得的哦 。
  (竖琴声)
  路西安:好像可以传到心灵深处的琴声,这家伙到底是什么样的人呢?
  奇、奇拉! 撒玛拉、把他给我带过来!
  撒玛拉:这个……大家都在看着呢,好像不太……
  路西安:揪住他的脖子也要带过来!
  撒玛拉:是的!
  (撒玛拉走到奇拉面前)
  撒玛拉:我知道这样的行为不合礼数,但无论如何, 请你抽出一点时间可以吗?我的主人想见你。
  奇拉:撒玛拉大人!那么,路西安大人也……
  〔人々騒ぐ〕
  奇拉:走吧。
  撒玛拉 :我照您的意思把他带来了。
  路西安:你居然还有脸回到这里来!不过是个无耻的娈童,也敢以游吟诗人自居吗!? 简直是让人作呕!
  马上给我在ジオウ消失!下次再让我见到你,我绝对不会再轻饶了!到时我要回了你!给我记住了
  奇拉:没有想到、在这样的乡下小镇能和路西安陛下相遇,命运这个瘟神真的是无法饶恕我……
  啊,啊,胸口……
  路西安陛下、我已经,没有什么可以失去的东西了。
  我现在,只是想要一个可以让我静静安息的场所了……
  阿纳斯:撒玛拉,你说路西安陛下见到奇拉了,是真的吗?
  撒玛拉 :是的,因为想要看一眼那个传说中的游吟诗人,谁也没想到,那个人居然就是奇拉……
  阿纳斯:从传言的时间来计算的话,大概在七月前吧。
  迪兰:不,是五月的时候。我在陪伴伊梨丝公主去墓地的时候,曾经偶然见到了奇拉 
  阿纳斯:混蛋!为什么不早点报告这件事!
  瓦达路:迪兰、你这个样子还算什么王族侍卫!混蛋!
  迪兰:那是因为我觉得,事到如今没有必要再那么做了。
  阿纳斯:奇拉的存在本身就是对现在情况的威胁!
  迪兰:那么你是要我把两年后回来给母亲扫墓的奇拉赶走吗?折回即使是路西安陛下的命令 ,我也不会再那么做了!
  阿纳斯:算了,现在再去后悔已经没什么用处了。
  你们退下吧。
  迪兰:告退!
  撒玛拉:我们先告退了。
  迪兰:哼,那帮老家伙们!事到如今,又能讨论出什么结果!?难道这样就能够得到别人的认同吗!
  撒玛拉:你不要这么激动。
  迪兰:那你又怎么样呢?撒玛拉!你也想尽可能赶快解决这件事吧?但是该怎么做呢?
  算了,先不说这个了,伊梨丝殿下的情形怎么样?
  撒玛拉:她本来就不大的饭量似乎变得越来越小了,伊梨丝殿下贴身仕女阿滋丽很担忧啊。 
  迪兰:不过,这也不难理解吧?老实说,我也一点没有料到会在那个地方看到奇拉 ,有仿佛被人狠狠践踏感觉!对于伊梨丝殿下来说,当时一定是如同乱剑穿心吧
  撒玛拉:这一点我也一样。
  迪兰:真是可恶啊!只是奇拉回来的这件事情就让大家乱了方寸,担心往事会不会又再次重演!
  撒玛拉:是啊。
  迪兰:可是现在再来忏悔对别人的伤害已经毫无用处了,如果说阿几玛已经因自己的罪过而死在了ソリテア的战场上的话,那么,我们也是共犯,被隐瞒的事实是不可以再见天日的。
  路西安:奇拉居然会是那个游吟诗人,他要让我明白点儿什么呢?
  (伊梨丝的花园中)
  玛拉:这里的花朵真的是美丽啊!五颜六色的!好漂亮,我摘几朵应该没问题吧?
  阿滋丽:玛拉殿下!你在干什么!
  玛拉:阿滋丽大人,啊,我正想摘点花……
  阿滋丽:把开得最好的レイファン花弄成这样……您到底做了些什么啊!这里的花可是伊梨丝殿下精心照顾着的啊!
  玛拉 :对不起!因为太美了,我就……
  阿滋丽:他过分了!盛开的レイファン是要供奉在伊梨丝殿下的乳母阿西亚大人的墓前的,公主殿下这才一直细心照顾着!
  伊梨丝:阿滋丽、没有必要这么大声。レイファン的话,还有很多剩下呢。
  阿滋丽:可是!伊梨丝殿下……
  玛拉:非常对不起。我不知道这是伊梨丝殿下养的花。最近路西安陛下的心情好像不太好,所以我想装饰点美丽的花朵来安慰陛下的心情。
  伊梨丝:是吗?哥哥他……可是哥哥对这里所有的花都是讨厌的,特别是那个レイファン
  玛拉:呃?
  伊梨丝:你要是想装饰哥哥的房间,去夏诺花园摘几朵怎么样呢?现在的话,ココレト开得正好呢
  玛拉:可是……那个……
  阿滋丽:玛拉殿下、我带您去舍下的花园。レイファン就由我来保管。请跟我来。
  玛拉:那么、伊梨丝殿下、我先走了。
  伊梨丝:我是不是吓到她了呢。可是レイファン是不行的。因为……レイファン是奇拉最喜欢的花呢。
  第二章
  奇拉:迪兰大人?
  迪兰:那么晚打搅你了。
  奇拉:请进来。
  迪兰:我就只把事情说了。明晚将在王宫举行宴会。同时也要庆祝路西安陛下的未婚妻玛拉小姐的诞辰。所以要盛大隆重。都城内外的诗人都会出现这个庆典。路西安大人希望传说中的“游吟诗人”一定要前来助兴。
  奇拉:他的意思是说,让我作为酒后的余兴节目,当众出丑吧?这种事情,真亏那些大臣们也能同意呢。
  迪兰:这没有什么同意不同意的。路西安陛下的脾气你也应该很清楚吧?奇拉、就算你离开哈马,到别的镇子上去也都一样,只要是在吉奥的王都、你是逃不出路西安陛下的手心的。
  奇拉:他都已经有了要娶的人,还想要折磨我吗?
  迪兰:路西安陛下的想法,除了路西安陛下自己没有人能够明白。所以奇拉,我知道自己没有这个资格来拜托你,无论路西安陛下会说什么,你能不能忍气吞声?因为玛拉殿下她……什么都不知道的。
  奇拉:那是……路西安陛下才能决定的事情、迪兰大人。因为我就算是成为了全场的笑柄也并不会失去什么。
  第三章
  侍者:下面出场的是哈马的吟游诗人。
  伊梨丝:奇拉!怎么可能!
  西梨露:是奇拉!
  阿纳斯:什么!这是怎么一回事!
  玛拉:什么?怎么了?
  奇拉:能够有幸在满月的宴会上为大家助兴,小人实在倍感荣幸。
  路西安:算了,冠冕堂皇的事就不用多说了,你打算演奏些什么呢?
  奇拉:只要陛下指定的话,什么都可以……
  路西安:是吗?那就这么办吧,让我听一次芭来亚哀歌吧。
  迪兰:伊梨丝殿下明明也在旁边,为什么偏偏!
  玛拉:啊,那首歌的话我也知道。这是诉说被强行嫁给了自己所不爱的人的公主,在婚后也依然无法忘记自己的情人,
  因此常常避人耳目地相会的悲伤的歌曲呢!
  撒玛拉:说是什么都不知道,那其实也是一种残忍呢!这样的话无论沉沦到哪一方都得不到赎救……
  路西安:是啊,然后,这两个人被妒火中烧的丈夫所杀死,那也算是自作自受吧!
  奇拉:我知道了。
  路西安:为什么,明明是猫狗不如的贱种!却能比在场的每一个人都光彩美丽呢!
  路西安:真不错呢!或者该说,你还是老样子啊,就只有这种诱惑他人的技术特别的拿手。象你这样没有主人的,没有一个安身之所而到处流浪的吟游诗人是被叫做ルアール吧?
  奇拉:是的。
  路西安:我听说ルアール之中有比起唱歌来用身体赚钱的人……你一个晚上要多少?
  阿纳斯:陛下!……象这样在一个人身上过问太多的话其他的节目就轮不到了。请你适当注意。
  路西安:我问你要多少!干下流交易的人现在也没有必要装腔作势!还是说你无论男女只要肯跟你睡的,你可以不收钱吗?伊梨丝、你也一定很后悔吧!两年前叫嚷着可以为你牺牲性命的男人,现在却是这副德行!
  伊梨丝:是我……杀死了奇拉呢!
  奇拉:我想您大概也已经发觉了吧?我……,已经不可能活得太长了……可能已经撑不到明年夏天。
  伊梨丝:是我杀死了奇拉……
  撒玛拉:伊梨丝殿下,公主你那难以忍受的痛苦,撒玛拉也深有体会。那种无地自容感,我也和您一样。但是,如果让自己被一时的感情而左右,让心意产生动摇,那么用谎言所建筑起来的墙壁上就会出现洞穴。
  伊梨丝:撒玛拉,你知道我哥哥为什么对绝世的美姬都从不加以什么颜色,而只是对玛拉一心一意吗?你知道这里面的原因吗?
  撒玛拉:啊?
  伊梨丝:因为她……很像奇拉。
  撒玛拉:那……
  伊梨丝:玛拉她很象奇拉哦。我不是指外表,而是更深、更深层的某种东西。可是无论如何的相爱,在奇拉身上不被允许的事情,只因为玛拉可以为哥哥生孩子而全部被允许了。我听说过,神在造人的时候,将一个灵魂分裂成两半,然后分别封印进两个身体。正因为如此,被分裂的灵魂才会因为疼痛而颤抖,而疯狂,拼命地寻找着、呼唤着自己所欠缺的那另一半。撒玛拉,你是不是以为这只是梦?
  撒玛拉:伊梨丝殿下……路西安陛下在身为一个男人之前,他也同时拥有吉奥帝王的身份。
  伊梨丝:我知道。正因为哥哥是吉奥的帝王,所以谁都认为他不能爱奇拉吧。可是在大家面前只能羞辱奇拉的哥哥看起来也非常痛苦。如果就这样永远失去了奇拉,哥哥会变成什么样子呢?撒玛拉、我觉得人的灵魂要是被分成两半,是也没有办法活下去的。
  撒玛拉:就算是那样,埋葬在黑暗中的东西,绝对不可以让它再度曝光。
  伊梨丝:是啊,即使是诅咒自己,悔恨过去,那可能也只是一种自我怜悯吧。如果是这样的话,我想要好好看清自己过去所犯下的深刻的罪行。
  撒玛拉:谎言需要花去一生来隐瞒。我们为自己找出了为了国家的未来这个“光明正大”的理由,从我们撕裂舍弃奇拉的那一天起,谎言的烙印一生也无法消去。可是,我们却想要借的岁月的流逝来渐渐淡忘这沉重的痛苦。如果是这样,这也许……是神给予我们的惩罚吧。松懈了螺丝的谎言,正逐渐的松懈崩溃。这种无论如何也要隐瞒到底的觉悟,当我们龇牙咧嘴地靠近黑暗时,我们是不是真的能将它缝合起来呢?
  第六章
  阿纳斯:玛拉殿下她们真是兴致勃勃呢!
  撒玛拉:自从伊梨丝殿下搬到亚修的斯鲁大公那里以后,後宫全都是玛拉殿下身边的女官。到了春天也将接近和路西安陛下的婚期,对于玛拉殿下来说这可更是个美妙的春天了吧。
  阿纳斯:嗯,当陛下突然说要把伊梨丝殿下嫁给只有15岁的斯鲁大公时,大家还真是吓了一跳呢。
  路西安:说起对吉奥来说条件优厚的亲事、阿纳斯。我并不是想要通过伊梨丝的婚事而得到什么好处,我是想借此不要再有任何的损失!还想借自杀来再往自己脸上抹黑,那个蠢货!
  阿纳斯:可是没有想到公主居然那么容易就答应了!
  伊梨丝:我知道了。请代我告诉哥哥,他为我的事情操心,我不胜感激。
  撒玛拉:公主在婚礼上的样子可真是太出众了。充满了作为索莱鲁的公主的气质与人格魅力。
  阿纳斯:剩下的就只是在陛下和玛拉殿下的婚礼之前平安度日了吧。说起来,奇拉怎么样了?
  撒玛拉:他现在那森林里的看守窝棚里,想在那里过冬。
  阿纳斯:他果然还在啊……
  撒玛拉:无论如何至少呆到春天。那对奇拉来说可是最后的请求了。
  阿纳斯:如果可以的话,我希望今后雷阿法露卡不会再有那充满明朗的笑声。
  第七章
  玛拉:真是好热闹啊、路西安陛下!连那种地方都有耍蛇的人!
  路西安:王城的庆典还有三天。你这么喜欢的话,我明天也带你来吧。
  玛拉:真的吗?
  路西安:恩,明天我给你买点你喜欢的……竖琴的声音!奇拉?!
  玛拉 :路西安陛下,您怎么了吗?
  路西安:迪兰、你带着玛拉先回去。撒玛拉、你也是。
  玛拉:路西安陛下……
  第八章
  奇拉:还远远不够呢。还有三天,要是不趁能赚的时候尽量多赚一点的话,是过不了吉奥的冬天的。到了春天,路西安陛下就要娶妻。可是我……余情未了吗?路西安陛下?!
  路西安:你还是过着这种乞讨的日子啊。你为了能留在伊梨丝身边可以这么苟延残喘吗?
  奇拉:人的残留的日子也许也就只能这么过了。
  路西安:有什么好笑的!又是沉默吗?你不要以为这一手会永远管用!奇拉
  奇拉:既然我无论说什么都会触怒到陛下的话,那么除了保持沉默以外,我没有什么其他的办法了。
  路西安:既然你要保持沉默的话,那我就亲手撬给这张嘴给你看!你所宝贝的伊梨丝啊,奇拉,在满月之宴后,居然愚蠢到想要切腕自杀哦。
  奇拉:骗人!那种事情,难道说!
  路西安:你无论怎么面对我,目光都可以毫不动摇,一说到伊梨丝、脸色竟能变成这样、奇拉!这样的话,我就让你这长脸更扭曲好了!
  奇拉:求您住手!路西安陛下、路西安陛下、求求您了!路西安……
  路西安:哭吧、喊吧!我可是很享受你那张扭曲的脸呢!哈哈哈……好的、奇拉、再来,再来!这个声音也让伊梨丝,也想让伊梨丝听听呢!
  第九章。
  奇拉:撒玛拉大人。
  撒玛拉:不好意思、奇拉虽然我知道你不在我这样做不方便,不过还是进来等了。
  奇拉:您还真能找到这里呢。
  撒玛拉:想来的话,也不是那么困难吧。
  奇拉:我就那么碍眼吗?
  撒玛拉:你的脸伤得很严重呢。
  奇拉:只是跟别人打架了。
  撒玛拉:虽然我知道这么做非常的自私,但是,能不能请你拿着这个钱离开吉奥?
  奇拉:您现在说不是太晚了吗?为什么?我并没有要求什么,只是想安静地生活而已!只是这样而已,为什么所有人都要硬跑过来,揭开已经流逝了的过去呢?
  撒玛拉:那是因为,因为你现在的样子实在太过出色了。奇拉。你完全背叛了我们对你的设想。路西安陛下对于吉奥来说是唯一的帝王。王位是唯一的,但是作为爱情的对象则有的是替代品,憎恨也好伤痛也好,随着时间都会过去的。我们对此深信无疑。
  奇拉:撒玛拉大人。即使现在再揭开过去的疮疤,时间也是不可能倒流的。等到了春天,没错,只要到了春天的话,一切就都会完美结束了。”
  撒玛拉:只要到了春天……吗。
  路西安:难道说那时候的伤……贱种!你还不住嘴吗!让他今后再也无法在人前袒露肌肤,说着这种话而残酷地撕裂了他的背部的人是我。我,我……已经连这个都忘记了吗?
  第十章
  路西安:别太勉强了、玛拉
  玛拉:对不起。
  路西安:好好吃药。多休息休息,和快就会好的。
  玛拉:是的。
  第十一章
  路西安:杰斯、杰斯、你在吗?出去了吗?我本来想来问问玛拉的情况的……可这里的书还真是多得让人受不了呢。这样我不是就搞不清楚哪里有什么了嘛!哦,这个文箱还真好看,还难得杰斯把它放在角落里呢。什么?这不是亚修斯鲁大公的印章吗?为什么这会在这里?是伊梨丝寄来的信?伊梨丝找杰斯有什么事情?
  伊梨丝:亲爱的杰斯……、是不是该写出这封信,我已经犹豫了很长的时间。所以信中的字体大概也会因为心中的迷惑而显得格外的凌乱,这一点就请你多多见谅了。我写这封信是因为无论如何也想要请求你一件事情。
  路西安:请求?不是对撒玛拉也不是对迪兰,为什么要找杰斯?
  伊梨丝:到了现在才说,真的很对不起,两年前……我太害怕盛怒的哥哥而没有说出那一句话——我只是拜托了奇拉一次,让他为我们的幽会穿针引线。
  路西安:什么!?
  伊梨丝:奇拉对我会有多么的仇恨和憎恶呢?当听到奇拉绝望叫着爱着这样的我的时候,我只能觉得,这只是一种在哀求哥哥杀掉他的声音。
  路西安:骗人!
  伊梨丝:为了自己而隐瞒真实的我,已经没有脸面活在这个世界上了。已经成了卑鄙无耻的人了!可是大家却说,这是上天的指引。他们说哥哥有义务迎娶配得上吉奥帝王的美丽王妃,生下孩子,继承索莱鲁王家的血统。为此,奇拉的存在就是一个障碍。
  路西安:不可能!骗人!
  伊梨丝:撒玛拉曾经对我说过,就算是被谎言扭曲的真实,就算那是虚伪的真实,也必须终生将它贯彻到底。他说,那是我们这些歪曲了真相,牺牲了奇拉的我们的义务。
  路西安:为什么!为什么这种荒唐的事情会发生!
  伊梨丝:可是,我想要拜托你。请你不要让奇拉孤单一人。不要让他一个人孤零零地寂寞地离开这个世界……既然他已经病得虚弱到无法再指望明年的夏天,那么我希望他至少能有一个可以安静地修养的场所。
  路西安:奇拉,这不是真的!
  伊梨丝:我很清楚,你也有你自己的立场。即使如此,我还是想拜托你。至少,到春天为止……到奇拉所在梦中看到的那亚斯的花吹雪飞舞的季节为止,请你好好地守护着奇拉。这是愚蠢的我所能想到的最初,也是最后的请求。请你保护他,不要让哥哥的憎恨进一步地缩短了奇拉的生命……
  第十二章
  阿纳斯:瓦达路、你不要再这样走来走去了!
  瓦达路:你说什么啊!陛下什么都知道了,你叫我怎么坐得住!
  阿纳斯:然后呢、撒玛拉现在情况怎么样?
  撒玛拉:不知道,因为陛下严令谁都不能进入。
  阿纳斯:可是都已经三天了啊!陛下到底在干什么啊!
  玛拉:路西安陛下、我是玛拉。我给您带饭菜来了,路西安陛下?
  迪兰:果然连玛拉殿下都不行吗……
  杰斯:迪兰、路西安陛下怎么样了?
  迪兰:他还是谁都不见,你有什么办法吗?
  杰斯:路西安陛下、我是杰斯、路西安陛下!
  路西安:奇拉发生什么事情了吗?
  杰斯:他受了风寒很危险,您要出去吗?
  路西安:到了现在你叫我拿什么脸去见他!一句话,只是一句话,我都没有相信他!鞭打他、羞辱他,给他带上了绝望的枷锁!可是,我连自己亲手撕裂了他的背脊的事实也忘记,折断他的身体,让他成为宴席上的笑柄。到了现在,到了现在!你叫我拿什么脸去请求他原谅!?
  第十三章
  杰斯:虽然我不知道他这次可以支持对久,可是人只要渐渐失去体力,生命也就没有办法维持下去。可是无论我怎么跟他谈修养的事情,奇拉都说不想给我添如此的麻烦而拒绝了。
  奇拉:路西安……陛下?
  路西安:最近、我听说最近杰斯不知道为什么总是到你这里来呢。
  奇拉:那是因为……
  路西安:穿上这个,我们要出门,你准备一下。
  奇拉:呃?
  路西安:我是说要把你接到宫廷去。唱歌赚钱也要有个限度!评你这朝夕不保的性命是过不了吉奥的冬天的。而且也会给你温暖的床被和事物。当然,我是说你只能住在那里面。
  奇拉:虽然您难得的好意……
  路西安:我不允许你说不!所谓的吟游诗人就是在只是助兴的宴席上也要尽力来侍奉的吧。还是说、你在宫廷和杰斯见面的话会有什么不妥吗?
  奇拉:不!那种事!
  路西安:到了现在,我只能用这种强硬的语气说话!真难看!
  奇拉:啊、是路西安陛下的爱马哈撒母!真令人怀念呢!
  路西安:抓好了!
  奇拉:啊、这一定是梦!象这样的风中骑在哈撒母的背上,再一次感觉到路西安陛下背脊的温度!这也许是一张开眼睛就会消失的梦吧!……这前面!是休养用的塞来姆离宫!为什么?为了什么?杰斯大人?
  路西安:杰斯、接下来就拜托你了。
  奇拉:这是怎么回事?为什么路西安陛下要把我带到这里?
  杰斯:奇拉、你相信吗?一种超越了人类知识的缘分……
  奇拉:你这么说根本没有回答我的问题、杰斯大人。
  杰斯:伊梨丝公主嫁到了亚修之后,还是对你的事情非常牵挂在意。因此她瞒着路西安陛下而给我寄来了书信。那是一封很长的信。在那里面,大概也表达了她至今从没有说出过口的忏悔的意思吧?而这个,不知道为什么,偶然地……,不,要我来说的话,那才正是天所安排的命运……落入了路西安陛下的眼中。
  奇拉:原来如此吗……
  杰斯:期望与另一半邂逅的灵魂、无论周遭有多少阻挡,最终还是会牵引相遇吧。
  奇拉:即使那样,时间也不会倒转了。也不可以停止。对于这一点最为知晓的,也许……就是路西安陛下……
  第十四章
  玛拉:奇拉大人,今天、我成为了路西安陛下的妻子。当我发现自己知道你已经病到活不过夏天时自己内心竟松了一口气的时候,我惊呆了。爱一个人,原来也同时可以让人意识到隐藏在自己心底的丑陋的一面啊……所以我决心积极地注视着前方。我必须以即将成为路西安陛下的妻子的自负为荣,超越你。相信路西安陛下,和他一起共度人生,才是我毕生最重要的事情……
  奇拉:那亚斯的花真美,我能赶上真是太好了!
  杰斯:那亚斯的花又不会逃跑也不会躲起来!你的烧才刚刚退下不是吗?不要乱来。
  奇拉:如果要等到许可才可以出门的话,只怕要等到花谢了才行吧?
  杰斯:可是,那也用不着特意挑今天出门吧?
  奇拉:那么,杰斯大人,依照你的意思我应该在这里为那两位唱一首祝福的赞歌吗?
  杰斯:奇拉虽然我不敢说让一切都付诸东流,可是,……
  奇拉:你尽管笑我是个不干不脆的家伙好了、杰斯大人。也许我是在嫉妒今后将要和路西安陛下一起共度人生的玛拉殿下吧。…… 路西安陛下、听说所有拥有生命的东西都会在某一天,以另外的形式转生在这个世界上。死亡,只是步人另一个生命之前的长眠而已……如果相信这一点的话,这份感情,也许就会在某个时间以另一种形式而开花结果。残缺的一半的灵魂……如果说这就是我和你的命运的话……那么总有一天……我们一定会……
  第十五章
  路西安:虽然是新婚之夜,为什么我一点也睡不着呢?那是什么?!那阳炎般的、人形般的、奇拉!奇拉?是奇拉吗……奇拉……奇拉、你在哪里?奇拉?不会的……怎么可能……刚才奇拉他确实……奇拉!
  第十六章
  迪兰:这样就完结了吧……
  撒玛拉:啊,也许……
  迪兰:可是陛下看起来好像什么都没有发生似的呢!
  撒玛拉:随他吧,比起因为奇拉的死而成天阴郁要好的多了。
  伊梨丝:哥哥的事情就拜托了。
  玛拉:是的,从现在开始。一切都将是……新的开始。
  路西安:伊梨丝、我送你一程吧。
  伊梨丝:?那个?哥哥?
  路西安:你回了亚修的话,我可要寂寞了。伊梨丝。
  伊梨丝:啊,哥哥……你真是……太会说话了。
  路西安:你在说什么呢?如果你不在了的话,我们不就没办法再三人一起去阿西娅的墓前拜祭了吗? 奇拉一定也是这么想的哦,伊梨丝。
  伊梨丝:哥哥……你刚才……说什么?奇拉会……怎么样?
  路西安:我是说你回了亚修的话,奇拉也会寂寞啊。你没有听见吗?
  伊梨丝:哥哥……奇拉……已经不在了。
  路西安:伊梨丝,你在开什么玩笑呢?奇拉怎么可能扔下我一个人跑去什么地方?
  伊梨丝:啊?撒玛拉、迪兰!
  撒玛拉:发生什么事情了吗?
  路西安:不,伊梨丝突然奇奇怪怪地说什么奇拉已经不在了。你不觉得这种玩笑也太过分了一些吗?你不觉得吗?……怎么回事?撒玛拉,为什么连你的脸色都这么难看?
  撒玛拉:奇拉……在哪里?
  路西安:他不是从刚才开始就在哈撒母的背上等着我吗?来!我们走吧,不能让奇拉等太久嘛!迪兰,伊梨丝就拜托你了。
  迪兰:但是这个玩笑,也太过头了……
  伊梨丝:撒玛拉……
  撒玛拉:没事的。路西安…陛下他……没事的。他并不是疯了,路西安陛下只是难以接受奇拉的去世这一事实而已
  路西安:撒玛拉、迪兰、我先走了哦!
  撒玛拉:谁也不能抹杀人内心的那种纯粹。看到了奇拉的幻影,是让一切负面感情都得到了净化吧?或者说,过于激烈的感情,为他创造出了奇拉的幻影?怎样才算得上是一种幸福,没有定论。只是……如果被撕裂了灵魂的另一半的话,就无法再生存下去……
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小猪boby
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发表于 2008-10-7 12:54:37  资料  短信  邮件  编辑  引用 
貌似是森石97年的作品了捏~~~偶好落伍了捏~~~但是全日文版的台词偶真是找的好辛苦啊~~~开心死了!!!偶要把原版的drama全听懂!!!
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mewtant_x
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